環境良化
「オゾンホール:2050年ごろ消滅 国立環境研が予測」(毎日新聞)
→ http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060520k0000m040055000c.html
国立環境研究所(茨城県つくば市)は19日、南極上空のオゾンホールが、2050年ごろ消滅するという予測結果を公表した。オゾン層を破壊するフロンなどを規制したモントリオール議定書による効果という。
同研究所の秋吉英治主任研究員らはフロンやハロンに加え、二酸化炭素など温室効果ガスの濃度変化や、海水温、太陽熱を指標として成層圏での化学反応をスーパーコンピューターで計算。80〜90年代の実際の観測データを入力したところ、ほぼ当時のオゾンホールの面積の変化を再現することができた。
このモデルに、国際組織IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が予測するフロンやハロン、二酸化炭素のデータを入力し、今後の変化を予測した。
この結果、オゾンホールは2020年ごろからはっきりと縮小し始め、2050年ごろまでに、オゾンホールとされるオゾンの濃度が低い領域がほとんど消滅することが分かった。
環境は悪化の一途ではなく、良くなっている面もあることの証。
もっとも、この環境は、人間にとっての良い、悪いではあるが。