NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

赤黒先生

いそがしい、いそがしい。 ぼくの知っているあの星に、赤黒っていう先生がいてね、その先生、花のにおいなんか、吸ったこともないし、星をながめたこともない。だあれも愛したことがなくて、していることといったら、寄せ算ばかりだ。そして日がな一日を、き…

一日一言「君子は愚かなるがごとし」

六月二十九日 君子は愚かなるがごとし 相当の地位を保ち、社会の信用を得ている人を指して、その地位を支えているのは、まったくの偶然であるかのように言う人がいるが、よく調べてみると、やはりその人にはすぐれているところがあるのを見出すことが多い。…

一日一言「努力には必ず報いがある」

六月二十八日 努力には必ず報いがある 草木が繁るのを見ていると、春の手入れをした様子がわかる。夏のあいだの草取りに骨を折れば、秋の収穫はまちがいないだろう。努力をすれば、そのときにはまだ効果は表れてこないが、後には、必ずその効果が表れるもの…

moomin

「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」スナフキンが、ワクワクしながらいいました。 ── スナフキン(『ムーミン谷の夏まつり』) 2001年6月27日 トーベ・ヤンソン 没 『ムーミン』名言二十選。 子供の童話と侮るなかれ。 元来は北欧の神話であり、…

日本人は危機に気づかないのか

「【正論】日本人は危機に気づかないのか 明治大学名誉教授・入江隆則」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180626/clm1806260004-n1.html 20世紀の地政学者マッキンダーは、海洋国家が大陸国家に対峙(たいじ)する際には、その中間に存在…

闘う禅僧

明暦元年(1655年)6月25日 鈴木正三 没 闘う禅僧、『破切支丹』。 マックス・ヴェーバーが言うには、資本主義の成立には“プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神”が必要不可欠である。と。 では、なぜプロテスタンティズムの土壌の無い日本で資本主義…

こころよからぬものは──

良寛さん。 自戒のことば こころよからぬものは── ことばの多き、口のはやき さしで口 手がら話 へらず口 唐ことばを好みてつかふ おのが意地をはりとほす もの知り顔のはなし この事すまぬうちにかの事いふ くれてのち其の事人にたかる 返すといひて返さぬ …

私は、もう、ねむい。

小説を読むなら、勉強して、偉くなつてから、読まなければダメですよ。陸軍大将になつても、偉くはない。総理大臣になつても、偉くはないさ。偉くなるといふことは、人間になるといふことだ。人形や豚ではないといふことです。 小説はもともと毒のあるもので…

超訳コーランの言葉で幸せの指南

「超訳コーランの言葉で幸せの指南」(ニューズウィーク) → https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10444.php <日本人にとって宗教はマイナスのイメージが強いが、イスラム教の経典コーランの中から日常生活にも役立つ一節を超訳で紹介…

『人間・この劇的なるもの』

自然のままに生きるという。だが、これほど誤解されたことばもない。もともと人間は自然のままに生きることを欲していないし、それに堪えられもしないのである。程度の差こそあれ、だれでもが、なにかの役割を演じたがっている。また演じてもいる。ただそれ…

アドラーの本当の豊かさを手にする方法

「アドラー心理学から考える本当の豊かさを手にする方法」(All About) → https://allabout.co.jp/gm/gc/474926/ お金はあくまでも付属物。それを目的にしないことが大事 私たちは自分で人生を作っていかなければならない。」「私たちは自分自身の行動の主…

桜桃忌

太宰の自殺は、自殺というより、芸道人の身もだえの一様相であり、ジコーサマ入門と同じような体をなさゞるアガキであったと思えばマチガイなかろう。こういう悪アガキはそッとしておいて、いたわって、静かに休ませてやるがいゝ。 芸道は常時に於て戦争だか…

三角・大倉・奥三角

一日一言「死は待つもの」

六月十七日 死は待つもの ぼんやりと考えていればこれほど恐ろしいものはないが、よくよく考えてみれば、これほど切ないものはないと思うのは、死である。深く考えれば鬼のようであるが、さらに深く考えてみると、これは天の使いではなかろうか。そうであれ…

「イノベーションごっこ」に陥るエリートたち

「教養がない人々が語る『常識を疑え論』のワナ」(東洋経済オンライン) → https://toyokeizai.net/articles/-/224981 日大アメフト部監督による暴行指示、財務省による森友・加計問題に関する情報操作、大手メーカーによる度重なる偽装・粉飾など、日本型…

西田幾多郎、未公開直筆資料発見

「哲学者、西田幾多郎の未公開直筆資料発見 修復・翻刻事業進む」(大学ジャーナル) → http://univ-journal.jp/21243/ 日本を代表する哲学者、西田幾多郎の未公開資料が大規模に発見されたことを受け、石川県西田幾多郎記念哲学館が研究資料化プロジェクト…

死者には墓石で投票して貰わなければならない。

伝統とは、あらゆる階級のうちもっとも陽の目を見ぬ階級、われらが祖先に投票権を与えることを意味するのである。死者の民主主義なのだ。単にたまたま今生きて動いているというだけで、今の人間が投票権を独占するなどということは、生者の傲慢な寡頭政治以…

一日一言「年配者に対する礼」

六月十三日 年配者に対する礼 長老に無礼なことをすれば長老を追い越したと思う人もいるし、陰で大臣の名前を呼び捨てにすれば、自分の位が高いものだと思い、上官をののしれば、それで上官以上の才能があると思い、教師の悪口を言えば、それで教師より学問…

一日一言「小早川隆景の壁書」

六月十二日 小早川隆景の壁書 小早川隆景は慶長二年(西暦一五九七年)の今日、六十五歳で亡くなった。彼の教訓である。 おもしろの春雨や、花のちらのほど。 おもしろの儒学や、武備のすたらぬほど。 おもしろの武道や、文学をわすれぬほど。 おもしろの酒…

日本は「自己」に目覚めよ

「【正論】『トランプ外交』は危機の叫びだ 評論家・西尾幹二」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180608/clm1806080004-n1.html やや旧聞に属するが、昨年の東京都議会選挙で自由民主党が惨敗し、続く衆議院選挙で上げ潮に乗った小池百合子…

『行動することが生きることである』

自分の貧乏なぞに気にしないで、とにかく生きていくチャンスを探しに、一歩前進する、構わず歩き出して見る。 そういうのが好きです。 ── 宇野千代 (『行動することが生きることである』) 平成8年(1996)の今日は、宇野千代さんの命日です。 『行動するこ…

一日一言「断じて行えば鬼神も避く」

六月九日 断じて行えば鬼神も避く 今日は曇っている、今日は雨が降ると不平を言っても、空は晴れない。雨が降ったら、傘一本で自分の行動は決まる。くよくよと嘆いて自分の望みがかなうのなら、人生など寝ぼけている奴がみる現(うつつ)みたいなものだろう…

一日一言「無欲の幼心」

六月八日 無欲の幼心 いつも欲のない幼心になりたいものである。富める者をうらやましいと思うこともなく、人を憎まない優しいあかんぼうの心に戻ったなら、世の中のわずらわしさも感じずに、やすやすと毎日を過ごすことができる。路上で知らぬ人に逢っても…

1つぐらい諦めてもよかったのに…

「【野口健の直球&曲球】栗城史多さん、1つぐらい諦めてもよかったのに…」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180607/clm1806070006-n1.html また1人、仲間が山で逝(い)ってしまった。ヒマラヤから帰国したその日に栗城史多(くりき・の…

『白骨の御文』

朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。 ── 『白骨の御文』『真宗大谷派(東本願寺)TOMO-NET』 http://www.tomo-net.or.jp/ 『吉崎御坊蓮如上人記念館』 http://www.honganjifoundation.org/rennyo/ 蓮如文集 (岩波…

一日一言「『環境』は人の力でつくる」

六月五日 「環境」は人の力でつくる 心の奥には、周囲の関係を一変させる力がある。自分の身を清めるのにわざわざ山に入ることはない。人を取り巻く環境は人の力でつくるものである。 奥山に結ばずとても柴の庵 心がらにて世はいとふべし 必ずや心のすめばす…

一日一言「人の役に立つのが最高の務め」

六月四日 人の役に立つのが最高の務め 後の世に大きなものになろうと思うならば、現在の世においては小さきものになれともいう。人に使われて人のために尽くすことは、召使いのようにも聞こえるが、実はこれが人間としての最高の務めであり、そもそもこの世…

教養がある人ほど「陰謀論」に引っかかる

「教養がある人ほど『陰謀論』に引っかかる バカだから騙されるわけじゃない」(プレジデントオンライン) → http://president.jp/articles/-/25272 「陰謀論」に騙されるのはどんな人か。累計47万部のベストセラー『応仁の乱』(中公新書)の著者・呉座勇一…

「こんなにやつきになつて...」

「【産経抄】6月2日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180602/clm1806020003-n1.html 「こんなにやつきになつて罵詈(ばり)雑言を浴びせかけなくてもよささうなもの」。劇作家で評論家の福田恆存さんは昭和30年に発表した論文『輿論…

リーダーに求められるのは「信」

「リーダーに求められるのは「信」。ビジネスにもきっと役立つ『孫子』の考え方とは?」(ライフハッカー) → https://www.lifehacker.jp/2018/05/book_to_read_sonshi.html これまで世界のなかで数えきれないほどの戦争が起こってきた。戦うからには勝たなけ…