NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

耐乏精神

多忙は続く。 耐乏精神。 懐かしんでいるのではない。いまこそ、あの時代の再現を待望しているのである。最近は親が子を殺し、子が親を殺したニュースにさほど驚かない。 このだらけ方、たるみ方の一因は“耐乏”という言葉が死語となったせいではないか。商品…

多忙

「左警戒、右見張れ」

「左警戒、右見張れ」 と、、、いうのは帝国海軍の格言である。左に敵影を発見したならば、右を注意せよ。 一方に注目が集まる時にこそ、他方を注意し、全体を見渡せよ。と。 帝国海軍は、ドイツを手本にした陸軍とは異なり、英国海軍を基にしたため、ジェン…

益者三友、損者三友

机の前の“日めくり論語”より。 28日。 直きを友とし、諒を友とし、多聞を友とす孔子曰(のたまわ)く、益者三友、損者三友。直きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞(たぶん)を友とするは、益(えき)なり。便辟を友とし、善柔(ぜんじゅう)を友とし、…

空にある星を一つ欲しいと思ひませんか?

空にある星を一つ欲しいと思ひませんか? 思はない? そんなら、君と話をしない。 屋根の上で、竹竿を振り廻す男がゐる。みんなゲラゲラ笑つてそれを眺めてゐる。子供達まで、あいつは気違ひだね、などと言ふ。僕も思ふ。これは笑はない奴の方が、よつぽどど…

露伴の『努力論』(「修学の四標的」)

久しぶりに、幸田露伴の『努力論』(8) 露伴は学を修めるには四つの標的が必要であると言う。 曰わく、「正」、「大」、「精」、「深」。 『修学の四標的』(抜粋) 射を学ぶには的がなくてはならぬ、舟を行(や)るにも的がなくてはならぬ、路を取るにも的が…

『幸福学』(挫折や逆境から立ち直るために)

多忙。 寝坊かと思いきや、いつの間にやら居眠りで、まだ夜だった...。 そんな訳で、、、 「どのように逆境と向かい合い、どうやって立ち直るか。」 昨日の『白熱教室』より。 「第3回 『挫折や逆境から立ち直るために』」 → http://www.nhk.or.jp/hakunetsu…

「外国語で自己主張する日本たれ」

「【正論 外国語で自己主張する日本たれ 比較文化史家・東京大学名誉教授・平川祐弘」(産経新聞) → http://sankei.jp.msn.com/life/news/140124/edc14012403190000-n1.htm わが国の教授や外交官は外地で外国語を駆使して大いに弁じていると世間は思ってい…

多忙。

みんながんばったんだからあんたもがんばんなさいお金にまよわず女にまよわずひたすらやるのが男だよ ── 大下宿のバーサン(『ワダチ』『轍』)松本零士 未来へ翔び立つ名言集~ヤマト・999の言葉たち作者: 松本零士,橋富政彦出版社/メーカー: 竹書房発売…

「朝鮮人を信じた伊藤」

今日の産経抄より。「【産経抄】朝鮮人を信じた伊藤への銃弾 1月22日」(産経新聞) → http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140122/plc14012203160002-n1.htm 明治39年、農政学者の新渡戸稲造が韓国に伊藤博文を訪ねたことがある。伊藤は日本が保護…

キノコなんだ。

いそがしい、いそがしい。 ぼくの知っているあの星に、赤黒っていう先生がいてね、その先生、花のにおいなんか、吸ったこともないし、星をながめたこともない。だあれも愛したことがなくて、していることといったら、寄せ算ばかりだ。そして日がな一日を、き…

一日一言「善行に遠慮は不要」

一月二十日 善行に遠慮は不要 人の世話をすれば親切ぶると言われ、読書をすれば学者ぶると言われ、自分の考えを述べれば利口ぶると言われ、真面目になれば君子ぶると言われても、人の言葉を恐れていては、電車で他人に席を譲ることも、書店で本を買うことも…

『慰安婦少女像 撤去署名12万5千人超』

毎日新聞のニュースサイト一面に『慰安婦少女像 保存署名10万人超』の見出し。 さぞかし保存を求める声が大きいのかとかと思いきや、反対は12万5000を越えているという事実。 なんだ、反対の方が多いぢゃないか。 なぜに『慰安婦少女像 撤去署名12万5千人超…

私はたゞ、私自身として、生きたいだけだ。

多忙につき、安吾。 元より人間は思ひ通りに生活できるものではない。愛する人には愛されず、欲する物は我が手に入らず、手の中の玉は逃げだし、希望の多くは仇夢(あだゆめ)で、人間の現実は概ねかくの如き卑小きはまるものである。けれども、ともかく、希…

『幸福学』(仕事と幸せの関係)

NHKの『白熱教室』シリーズが面白い。 → http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/ 今月は『幸福学』。 「2014年01月03日(Fri) 『幸福学』」 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20140103 「2014年01月10日(Fri) 『幸福学』 “HAPPY MONEY”」 http://d.hatena.ne.jp/na…

あつちへ行つてくれ。

10年も20年も歯抜け状態だった、ちくま文庫版の『坂口安吾全集』。 思い立って古書店より、残りの4冊購入。 20年越しでようやく2全18巻コンプリート。 あとは、“偉くなる”だけ。 小説を読むなら、勉強して、偉くなつてから、読まなければダメですよ。陸軍大…

「余は歴史に学ぶ」

日本人が日本を愛するのは、日本が他国より秀れてをり正しい道を歩んで来たからではない。それは日本の歴史やその民族性が日本人にとつて宿命だからである。 人々が愛国心の復活を願ふならば、その基は宿命感に求めるべきであつて、優劣を問題にすべきではな…

正解率5%

「解けたら『天才』?正解率5%しかない難問が話題に」(秒刊SUNDAY) → http://www.yukawanet.com/archives/4606926.html 更にヒント:A、C、Dには誰も住めない。

青年に訴える。

青年に愬(うった)ふ。 先日新聞紙の報ずるところによれば浅草の本願寺だかで浮浪者の救護に挺身し、窮民達の敬愛を一身にあつめてその救護所の所長におされてゐた某医大の学生が発疹チフスのため殉職したそうである。又、引揚同胞の救護に挺身してゐる一団…

『サムライ・マインド』

御手討の夫婦なりしを更衣 ── 与謝蕪村 「【産経抄】1月12日」(産経新聞) → http://sankei.jp.msn.com/life/news/140112/art14011203210000-n1.htm 御手討の夫婦(めをと)なりしを更衣(ころもがへ)-前にも取り上げたことのある蕪村の句である。恐ら…

詩人

いのちを人にささげる者を詩人という。 ── 坂口安吾(『特攻隊に捧ぐ』)「パキスタンで10代の少年、自爆テロ犯を食い止めて命を落とす」(HUFFPOST JAPAN) → http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/10/pakistan_n_4573257.html パキスタン北西部で、10代半…

『幸福学』 ”HAPPY MONEY”

NHKの『白熱教室』シリーズが面白い。 → http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/ 今月は『幸福学』。 「2014年01月03日(Fri) 『幸福学』」 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20140103 今回は「お金と幸福」。「第1回『お金はあなたを幸せにしますか?』」(NHK)…

第五列

だいご‐れつ 【第五列】 ({スペイン}quinta columna の訳語。スペイン内乱の際、四個部隊を率いてマドリードを攻めたフランコの部下モラ将軍が、市内にもわが軍に呼応するはずの第五の部隊、すなわちフランコ派がいると言ったことに由来する語) あらかじ…

『ハンナ・アーレント』

ほぼ一ヶ月ぶりの休み。 伸び放題の髪を切りに床屋。 映画が観たい。 『永遠の0』でも『ゼロ・グラビティ』でもなく、『ルパン三世』でも『かぐや姫』でもなく.....。 『ハンナ・アーレント』。 札幌は『キノ』。 いつまでやってるのだろう。 「映画『ハン…

保守論壇の星

産経抄より。「【産経抄】保守論壇の星 1月7日」(産経新聞) → http://sankei.jp.msn.com/life/news/140107/trd14010703150002-n1.htm 拓殖大学大学院教授の遠藤浩一さんを知る誰もが、衝撃を受けたはずだ。1月3日付の小紙「正論」欄では、現状肯定主義…

露伴の『努力論』(「努力の堆積」)

一月六日 足るを知る 地位が高いからといって傲慢になったり、財産が多いからといって奢(おご)ったりする人を見ると、人間はやはり普通の生活をするにこしたことはないと思う。地位や金は幸福の要素ではなく、かえって心配の種となることもある。 事足らぬ…

“のぼう様”

今夜は“のぼう様”。 「新春プレミアシネマ『のぼうの城』」 http://www.tbs.co.jp/sui-pre/ 130万部突破の大ベストセラーの映画化! 公開されるや否や大ヒットとなった史上最大級の戦国エンタテインメント超大作『のぼうの城』が地上波初放送!その圧倒的な…

福田恆存の幸福論

『幸福学』続き。 福田恆存の幸福論。 『私の幸福論』より。 失敗すれば失敗したで、不幸なら不幸で、またそこに生きる道がある。その一事をいいたいために、私はこの本を書いたのです。べつの言葉でいえば、自分の幸と不幸とは、自分以外の誰の手柄でも責任…

『幸福学』

NHKの『白熱教室』シリーズが面白い。 → http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/今月は『幸福学』。 今回はプロローグ編。 「『幸福学』白熱教室 プロローグ特集 幸せを見つける鍵」(NHK) → http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/happy/140103.html 抜粋、備忘。 ブリ…

赤い赤い朝日

朝日新聞はながく共産主義国の第五列に似た存在だった。第五列というのは国内にありながら敵勢力の味方をするものである。それなら朝日新聞はわが国の社会主義化を望むかというとそんなことは全くない。資本主義の権化である。朝日は昭和天皇を常に天皇と呼…