NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

一日一言「重荷をひく車の音」

八月三十一日 重荷をひく車の音 暑い暑いと何度言っても涼しくはならない。夏の暑いのは、冬の寒いのと同じで、当然のことだ。これが反対になったら、それこそ大変なことで、夏が暑いからこそ稲が育つのであり、むしろありがたいことだと思うのが当然である…

ロクでもないジイさんら

「【宮嶋茂樹の直球&曲球】尾畠さんに比べロクでもないジイさんら」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180823/clm1808230007-n1.html 世の中にはホンマに奇特な方がおられるものである。高齢にもかかわらず軽自動車に寝泊まりしながら被災…

WGIP

「【解答乱麻】『反日日本人』がなぜこんなに多いのか カギは米国産『WGIP』にあり 麗澤大大学院特任教授・高橋史朗」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180829/clm1808290005-n1.html 日本の名誉と信頼を損ねる「反日日本人」がわが国…

ツキヨノバンニ...

『A PUZZLE』 ──ツキヨノバンニチョウガトンボニナッタ ──え? ──トンボノハナカンダカイ ──なんだって? ──ハナカミデサカナヲツッタカイ ──なに なんだって? ──ワカラナイノガネウチダトサ ── 稲垣足穂(『一千一秒物語』)天体嗜好症: 一千一秒物語 (河…

一日一言「敬愛」

八月二十七日 敬愛 貝原益軒(江戸前期の儒学者であり教育者)は、正徳四年(西暦一七一四年)の今日、八十五歳で亡くなった。彼が人を思いやる心を説いた本にこう書いてある。 自分の親しい人を愛し、貴い人を敬うことは当然であるが、知らない人やいやしい…

ホンダよ、本田宗一郎の魂を今こそ

「ホンダよ、本田宗一郎の魂を今こそ。F1での『負け癖』を払拭するため。」(NumberWeb) → http://number.bunshun.jp/articles/-/831714 「もしオヤジが生きていたら、みんなボコボコに殴られていたでしょうね」 オヤジとは、ホンダの創業者である本田宗一…

超人たれ

1900年8月25日 フリードリヒ・ニーチェ 没 “超人”、“永劫回帰”の思想は、安吾と並ぶぼくの精神の柱であり、生きる指針。 アンチクリスト。 同情や隣人愛を否定し、超人への道を説いた。 同情や隣人愛へ逃げるのではなく、弱い者が身を寄せ合うのではなく、独…

一日一言「気が導く」

八月二十四日 気が導く 安政六年(西暦一八五九年)の今日、大学者の佐藤一斎(江戸後期の儒学者)が八十八歳で亡くなった。彼の著書『言志録』でこう言っている。 「人の魂には、目に見えない働きであって、それは体にいっぱいある。人が事をなすときは、そ…

生ずるは独り、死するも独り

生ずるは独り、死するも独り、共に住するといえど独り、さすれば、共にはつるなき故なり ── 一遍上人今日は遊行忌(一遍忌)一遍上人語録 (岩波文庫 青 321-1)作者: 一遍出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/05/16メディア: 文庫 クリック: 10回この商品…

触れもせで

もし、あなたのまわりに、長いこと親しくしているくせに、指一本触ったことがない人がいたら、その人を大切にしなさい。 ── 久世光彦(『触れもせで』)昭和56年(1981)8月22日 向田邦子 没 希代の名コラムニスト、評して曰く、 向田邦子は突然あらわれてほ…

「頑健な日本」の姿勢を見せよ

「【正論・戦後73年に思う】「頑健な日本」の姿勢を見せよ 明治大学名誉教授・入江隆則」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180821/clm1808210006-n1.html 世界は目下、歴史的な大転換期に遭遇している。何からの転換かといえば、第二次世…

「現代こそ死者との絆は強い」

「『現代こそ死者との絆は強い』宗教学者が語る日本人の死生観」(AERA dot.) → https://dot.asahi.com/aera/2018081600015.html 日本人の「墓離れ」の背景には、江戸時代にできた檀家(だんか)制度の弱体化があると言われる。時代と共に変わってきた私た…

誰も彼もが他人の頭で考へてゐる。

日本中が、挙(こぞ)つて集団思考のわなに陥つてゐるではないか。上は如何にして世界に平和を齎(もたら)すべきかといふやうな大問題から、下は処世術や金の儲け方に至るまで、誰も彼もが他人の頭で考へてゐる。あすにも日銀に回収されさうな手垢のついた…

あの戦争の呼び名が、いつ「太平洋戦争」になったか...

「あの戦争の呼び名が、いつ『太平洋戦争』になったか知っていますか 実は、意図的な『転換』が行われていた」(現代ビジネス) → https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57034 先の戦争、どの名前で呼ぶべきか 先の戦争に関する呼称は、いつも揺らいでいる。…

限りある身の力ためさん

憂きことのなほこの上に積もれかし 限りある身の力ためさん ── 熊沢蕃山「憂い事(辛い事)更にこの身に降り積もれ、限りあるこの身、己の力を試してやる」 元禄4年8月17日(1691年9月9日) 熊沢蕃山 没 “知行合一”。行動する儒教、陽明学徒。 また、「願わ…

ソーラーパネルの法整備が急務

「【野口健の直球&曲球】ソーラーパネルの法整備が急務」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180816/clm1808160004-n1.html 2年前から、ネパールで森林再生プロジェクトを行っている。国土の大半は山岳地帯。平地が少ないため、人々は山を…

『終戦の日』-特攻隊に捧ぐ-

『終戦の日』 戦没者を追悼し平和を祈念する日 この時期になると読み返す一冊がある。 GHQの検閲により発禁・削除され、十数年前に発見された坂口安吾のエッセイ『特攻隊に捧ぐ』である。 「戦争にからまる何事をも悪い方へ悪い方へと解釈するのは決して健全…

自衛隊の知られざる災害派遣活動

「自衛隊の知られざる災害派遣活動 豪雨でフル回転 地元から感謝の声続々」(産経新聞) → https://www.sankei.com/premium/news/180810/prm1808100005-n1.html 7月13日、気温34度を超す猛暑の中、陸上自衛隊の第13旅団司令部付隊(海田市駐屯地=広…

曽野さん

「作家曽野綾子氏に問う“現代日本の幸福論”日本の豊かさとは何か」(BSフジ プライムニュース) → http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d180813_0.html 8月13日(月)『作家・曽野綾子氏に問う 世界から見る「現代日本の幸福論」』 近年、日本において…

一日一言「運は待たない者にこそ」

八月十二日 運は待たない者にこそ 人間の運は天から降ってくるが、地からも湧いてくるものでもある。しかし、運のくることを待っている者にはこなくて、待っていない欲のない者にくるものである。土地はこれを耕す者のために豊かになり、何もしないで秋を待…

山の日

山の日「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日。 膝の治療中のため、山はしばらくお預け...。 思いを馳せる。 富士山 3,776m 赤岳(八ヶ岳連峰) 2,899m 利尻山 1,721m 燧ヶ岳(福島・尾瀬) 2,356m 黒岳(大雪山系) 1,984m 木曽駒ヶ岳(中央アルプ…

歴史の是正を世界に宣揚せよ

「【正論・戦後73年に思う】歴史の是正を世界に宣揚せよ 東京大学名誉教授・小堀桂一郎」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180810/clm1808100004-n1.html 昭和21年から算(かぞ)へて73回目の「終戦の詔書奉戴記念日」が近づいてゐる…

“MOOMIN’S DAY”

「8月9日ムーミンの日 14回目のムーミンの日」(ムーミン公式サイト) → http://moomin.co.jp/moominsday2017 みんなにもっとムーミンを知ってほしい。 そんな思いで始まった8月9日の「ムーミンの日」。2005年ムーミン60周年を機に、作者トーベ・ヤンソンの…

病む...

「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」 ── 芭蕉 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050802 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050803 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050804 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050805 http://d.hatena.ne.jp/nakamo…

栗林忠道

「栗林忠道陸軍大将、米軍事史研究家が挙げる最も優秀な指揮官」(NEWSポストセブン) → https://www.news-postseven.com/archives/20180807_714148.html 祖国を護るために身を捧げた多くの軍人たちの生き方は、我々に多くのことを語りかけてくる──。 太平洋…

知るものは言わず、知らないものがしゃべる日

八月六日は一日限りの広島の思想家が集まる日である。知るものは言わず、知らないものがしゃべる日である。そしてその他の日本国民が冷淡なくせに熱心に平和を口にする日である。 ── 山本夏彦(『何用あって月世界へ』) 「【主張】原爆の日 平和守る現実的…

一日一言「ぜいたく」

八月五日 ぜいたく 食事のたびに兵糧の粗末さを思い出し、衣服においては甲冑の窮屈さを思い出し、住まいにおいては陣中の不自由さを思い出し、日常生活では山野をかけるときの苦しさを思い出し、父母・妻子が同じ家に住み、兄弟や親族と、遠く離れ離れにな…

宗教対立の時代こそ「共存」を

「【正論】宗教対立の時代こそ『共存』を 東京大学名誉教授・平川祐弘」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180730/clm1807300004-n1.html 昔はキリスト教徒やイスラム教徒や仏教徒は、諸大陸に住み分けたとはいわぬが、ほぼ別々に生活してい…

一日一言「水田に立つ人のこと」

八月三日 水田に立つ人のこと 夏の日は自分の暑いことだけを考えて、人の暑いのも忘れている。避暑地に行って都会の道路で車を引く人のことを忘れ、都会に泊まっていて、田舎で炎天下で田んぼをつくっている人のことを忘れている。これらの人はみな自分のた…

歴史と文学に憧れの人はいるか

「【正論】歴史と文学に憧れの人はいるか 大阪大学名誉教授・猪木武徳」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/180727/clm1807270005-n1.html ある国民が、自国が生み出したいかなる人物を理想的な人間像と考えるのかを問うことは、もはや時代遅…