NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「プライド」

自分の人生は、自分の生きたいように生きればよい。他人にどうみられるかが、なぜ問題か。 問題は、自分に対する恥である。自分が自分に恥ずかしいと感じる、これが本当の恥である。 自分に恥じない、それを「プライド」と呼んでみる。他人に恥じるのではな…

一日一言「しなくてはならない仕事」

二月二十七日 しなくてはならない仕事 しなくてはならない仕事は、気軽く積極的にすること。何事でも気持ちよく手を動かせば、仕事がはかどって疲労も少ない。仕事がいやだと思えば思うほど神経を痛め、億劫にすればするほど神経を痛める度合いが増すことに…

健全な精神と、

古人に曰く、「健全な精神は健全な肉体に宿る」と。 久しぶりの木曜フットサル。 せめて精神だけでも健全たらんと欲するのである。。。

2冊

今月の新刊を2冊購入。 私の英国史 (中公文庫) ノルマン人征服以前から、チャールズ一世の処刑(清教徒革命)まで。美徳と悪徳、利己心と虚栄心、愚行と蛮行…、史劇さながらに展開する歴代国王の事績を、公正な眼差しで叙述した、シェイクスピア翻訳者・福田恆…

しらふで酔ふ

ぼくは生活をもたぬ、手を汚さぬ。あへて生活を抹殺し、手を洗ひ、口をぬぐふ。ぼくは酒を飲まず、酔ひを知らぬ。が、ぼくはあへてしらふで酔つてみせる。生涯を酔ひとほしてごらんにいれる。酒飲みが酔つてはじめて真実を語るのなら、ぼくはしらふでかれの…

「さて死んだのは誰なのか」

自ら考えて討死しなさい。病いと心中してみせなさい。それだけの覚悟がないのなら、ぐずぐず悩まず、つべこべ言わず、哲学など徹底的に無視しましょう。無視して力強く潔く生きてゆきましょう。きれい好きが昂じて、「考える」という無用の用を、それのみ取…

オダサク

「織田作之助の小説みつかる 京都で発行の雑誌」(産経新聞) → http://www.sankei.com/life/news/150221/lif1502210038-n1.html 「無頼派」の作家・織田作之助(1913~47年)が最晩年に書き、専門家にも存在を知られていなかった小説が、戦後の占領期…

一日一言「六憎」

二月二十一日 六憎 六憎というのは、憎むべきものが六つあるということ。 一、自分の詞に気持ち高ぶること(自分の言葉に酔うこと) 二、事実を見なくて物知り顔をすること 三、人に物をやって恩にきせること 四、けちなこと 五、欲深きこと 六、他人をねた…

COMPETITION LICENSE

競技用ライセンスの更新。 「僕らがF1でホンダを応援するワケ。もう一度見たい、本物の“反逆精神”」(Number Web) → http://number.bunshun.jp/articles/-/822737 「F1開幕目前! マクラーレン・ホンダは再び黄金期を迎えられるか」(日経トレンディネット…

『教祖の文学』

安吾は続く。 人生とは銘々が銘々の手でつくるものだ。人間はかういふものだと諦めて、奥義にとぢこもり悟りをひらくのは無難だが、さうはできない人間がある。「万事たのむべからず」かう見込んで出家遁世、よく見える目で徒然草を書くといふのは落第生のや…

「坂口さんのこと」

福田恆存の安吾。 坂口さんは人間のすなおなやさしさといったものを求めていた人であるし、またそういうものを皆がじかに出しあって、傷つかずに生きていくことを夢みていた人でもあろう。ぼくが坂口さんのことをローマン派だとおもうゆえんである。 坂口さ…

安吾忌

空にある星を一つ欲しいと思ひませんか? 思はない? そんなら、君と話をしない。 ── 坂口安吾(『ピエロ伝道者』) 没後60年の安吾忌。 昭和三十年(1955年)年2月17日。 「没後60年の安吾」(佐賀新聞) → http://www.saga-s.co.jp/column/ariakesyou/15…

一日一言「西行と日蓮」

二月一六日 西行と日蓮 今日は聖人に縁のある日で、西暦一一九〇年には西行法師(平安末、鎌倉初期の僧)が没し、その三十三年後の貞応元年(西暦一二二二年)に日蓮上人(日蓮宗の開祖)が生まれた。二人の聖人はその性格が両極端で宗教の幅の広さを教えて…

『幸福論』

「【産経抄】2月15日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150215/clm1502150003-n1.html 会社の禄をはむ身に、安息の日々はないらしい。何年か前、僚紙夕刊フジ(東京版)のビジネス川柳に秀句があった。〈窓際と言うな今では奪い合い〉…

「絶望から出発せよ」

仕事帰りに本屋で一冊。 待ちに待った、福田恒存の新刊。 学生相手に語った幻の未収講演録。 その人の性格にもよるでしょうが、私は絶望というものがあらゆるものの出発点だと思うのです。人間というのは絶対孤独であって、人と人との間に最終的には架ける橋…

カール・セーガンに学ぶ

「天体物理学カール・セーガンに学ぶ、物事を正確に見抜くテクニック」(ライフハッカー[日本版]) → http://www.lifehacker.jp/2015/02/150212_carlsagan.html テレビ番組「Cosmos」のホストとして有名な故カール・セーガン氏は、天体物理学者、作家と、…

菜の花忌

司馬遼太郎は、けっして読者を萎縮させない。逆に、やさしく励まして、元気づける。面白く、興じて、談笑をさそう。陽気で、活発な、心おどりを生む。人の世の、むつかしさ、を描きながら、意気を消失させないのである。ハッパをかける、のではなく、慰撫し…

『よりよき国に』

「【主張】建国記念の日 『よりよき国に』の覚悟を」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150211/clm1502110002-n1.html わが子の誕生を喜ばない親はまず、いまい。その後の子供の成長を願わない親もいないはずで、「這(は)えば立て、立てば…

「かんじんなことは、目に見えない」

見えないものとか、聞こえない声だとか、あえて言ってないこととか、うまく言えないままのこととか、そういうことのほうが、ずっと多いのだということを、ぼくたちは忘れそうになる。 ―― 糸井重里(『小さいことばを歌う場所』) 小さな王子にも曰く、 「か…

親切は伝染する

「親切は伝染する……米保険会社の感動CMが再び話題に / ネットの声『これまで観た中で史上最高』」(Pouch) → http://youpouch.com/2015/02/08/251068/ ほんの些細なことでもいい、地球上に住む人々がみな、誰かに優しくできたなら。世界は驚くほど、その様…

一日一言「善と悪」

二月八日 善と悪 世の中のすべてのものは、人に宿ってその心となるが、ゆえに心は活物(いきもの)であって、常に生き生きとしている。心は一つの事象に感じて動くもので、これを意と言う。動くときは人の気持ちが主体となるがゆえに、善ともなれば悪ともな…

「憲法を読んでね」

産経抄より。「【産経抄】2月7日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150207/clm1502070003-n1.html わがことながら日本人は、敗戦から70年という歳月をかけて本当に優しくなった。「イスラム国」という名のならず者集団に空軍パイロッ…

ひどく寒い日でしたから。

寒い朝。 「私はエジプトに行くのではありません」とツバメは言いました。「死の家に行くんです。『死』というのは『眠り』の兄弟、ですよね」 そしてツバメは幸福の王子のくちびるにキスをして、死んで彼の足元に落ちていきました。 その瞬間、像の中で何か…

「火星人」たち

今日の産経抄より。 「【産経抄】テロに理解を示す人たち 2月5日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150205/clm1502050004-n1.html 「劇場型犯罪」のはしりといっていい。昭和43年2月、金嬉老(きんきろう)元受刑者が、暴力団幹部ら…

水曜日は定休日

久しぶりの休み。仕事柄、週末は忙しくて週の中頃、水曜日に休むことが多い。 バイクを見て回ろうにも、登山用品を見て回ろうにも水曜日はどちらも定休日。結局いつもの本屋。 気になるものが数冊。超訳 新渡戸稲造の言葉作者: 三輪裕範出版社/メーカー: デ…

学問をするには分限を知ること肝要なり。

学問をするには分限(ぶんげん)を知ること肝要なり。人の天然生まれつきは、繋がれず縛られず、一人前の男は男、一人前の女は女にて、自由自在なる者なれども、ただ自由自在とのみ唱えて分限を知らざればわがまま放蕩に陥ること多し。すなわちその分限とは…

日本人

「後藤氏兄の“日本人らしい”発言に賞賛、とBBC デヴィ夫人の『自決』発言と合わせて報道」(ニュースフィア) → http://newsphere.jp/national/20150202-3/ 過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件に対し、海外メディアは、日本の世論、特にネット上…

一日一言「心は隠すことができない」

二月一日 心は隠すことができない 一事が万事、何気なく言ったひと言や、ちょっとした行動に、その人の性格がよく表れるものである。人はそれを隠そうとしてもできるものではなく、慎むべきことは、言動よりも常に心を正常に保つよう心がけることである。 さ…