NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日

来年は多くの人に多くの幸せが訪れますように。 空をごらんなさい。そして、あのヒツジは、あの花をたべたのだろうか、たべなかったのだろうか、と考えてごらんなさい。そうしたら、世のなかのことがみな、どんなに変わるものか、おわかりになるでしょう・・・・…

多忙

明日もまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生、来ないのだ。それは、わかっている。けれども、きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう。 ── 太宰治(『女生徒』)斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)作者: 太宰治出版社/…

道徳心高める教育を推進すべし

「【正論】道徳心高める教育を推進すべし 立命館大学フェロー・加地伸行」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/141229/clm1412290001-n1.html 今年も静かに暮れてゆく。騒がしい地球において、日本は動乱状態に陥らず、日々安定して食べてゆく…

一日一言「意志が人を変える」

十二月二十八日 意志が人を変える これは遺伝的なものだとか、持って生まれた先天的なものだから、しかたがないと考えて、自分の弱いところを自らがゆるし、これを他人にもゆるしを乞う者がいる。だが、これほど祖先に対し不幸で、自分に対して忠義に反する…

『余はベンメイす』

多忙に就き、安吾。 すべて人間世界に於ては、物は在るのではなく、つくるものだ。私はそう信じています。だから私は現実に絶望しても、生きて行くことに絶望しない。本能は悲しいものですよ。どうすることも出来ない物、不変なもの、絶対のもの、身に負うた…

-7.6℃

寒い寒い。 雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来てゐるらしいのです。 ── 宮沢賢治(『雪渡り』)雪渡り (日本の童話名作選)作者: 宮沢賢治,たかしたかこ出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1990/07メディア: 大型本購…

F**k Christmas

多忙、疲労困憊。 クリスマスなんてク*喰らえ。 メガネでガニマタでインキンタムシの男は日本じゅうにゴロゴロおるんど顔がムチャクチャなのもいっぱいおるんど半分以上そうかもしれんのどおいどんなんかそうなんど偉大な人類の原型をばわすれて男性ファッ…

数冊

仕事帰りに本を数冊。 国家とは何か (文春学藝ライブラリー)作者: 福田恆存,浜崎洋介出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/12/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 好評だった『保守とは何か』に続く、蘄田恆存アンソロジーの第2弾です。気…

多忙

みんながんばったんだからあんたもがんばんなさいお金にまよわず女にまよわずひたすらやるのが男だよ ── 大下宿のバーサン(『ワダチ』『轍』)松本零士 未来へ翔び立つ名言集~ヤマト・999の言葉たち作者: 松本零士,橋富政彦出版社/メーカー: 竹書房発売…

慰安婦報道検証

山本夏彦翁、18年前のコラムより。 朝日新聞はもとより、多くのメディアは無視し続けてきた。 SAPIO(サピオ)10月9日号が注目すべき発言をしているから見よと言われたから、遅ればせながら見た。これまで朝日新聞は南京大虐殺はあったと書き、産経新聞はな…

集団思考

日本中が、挙(こぞ)つて集団思考のわなに陥つてゐるではないか。上は如何にして世界に平和を齎(もたら)すべきかといふやうな大問題から、下は処世術や金の儲け方に至るまで、誰も彼もが他人の頭で考へてゐる。あすにも日銀に回収されさうな手垢のついた…

“科学の良心”

「検証実験は小保方氏『犯罪人扱い』 チームリーダーが異例の自己批判」(J-CASTニュース) → http://www.j-cast.com/2014/12/19223726.html?p=all 検証実験でもSTAP細胞を再現できなかったことを報告した理化学研究所の会見の直後、責任者の相澤慎一チーム…

人生を見直すための10の質問

「1時間で自分の人生を見直すための10の質問」(ライフハッカー) → http://www.lifehacker.jp/2014/12/141219recaliable_one_hour.html 私たちは人生の中で道に迷ってしまったり、行き詰まりを感じてしまったりすることがあります。その時は自分の人生を振…

一日一言「心のうちが自分」

十二月十八日 心のうちが自分 外に出てみると、最新流行の晴れやかな衣装をつけた紳士や淑女が行き交うのに逢う。そこで、自分の格好はと鏡に映して恥ずかしいと思ったなら、少し反省してみるがよい。着物も自分ではない、毛皮も自分ではない、ただ心のうち…

『こゝろ』

本屋で見つけた漱石の『心(こゝろ)』。 刊行百年記念、祖父江慎氏の装丁、描き損じや間違いもそのままに新装復刻版。 私は暗い人世の影を遠慮なくあなたの頭の上に投げかけて上げます。しかし恐れてはいけません。暗いものを凝(じっ)と見詰めて、その中…

私は善人は嫌ひだ。

多忙につき、安吾。 私は善人は嫌ひだ。なぜなら善人は人を許し我を許し、なれあひで世を渡り、真実自我を見つめるといふ苦悩も孤独もないからである。悪人は――悪徳自体は常にくだらぬものではあるが、悪徳の性格の一つには孤独といふ必然の性格があり、他を…

“ムーミン” x “ビョーク”

幻の名作『ムーミン谷の彗星』、迫り来る恐怖と不安…みんなどうする?」(Narinari.com) → http://www.narinari.com/Nd/20141229284.html 作家のトーベ・ヤンソン生誕100周年となるメモリアルイヤーを迎えた「ムーミン」作品群の中で、“幻の作品”と呼ばれて…

12.14

極楽の 道はひとすぢ君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人 ── 大石内蔵助 「選挙だけじゃない『12.14』 忠臣蔵の予算8300万円」(日経新聞) → http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK11H5G_R11C14A2000000/ きょう12月14日は総選挙の投開票日、だけではない。…

女に参政権はいらない。勿論、男にも。

仕事帰りに期日前投票。 言うまでもなく、参政権は国民の権利である。しかし、むやみやたらと投票率を上げようとする、投票しないことを悪く言うような風潮は如何なものか。 権利の強要である。 投票は国民の意思表示である。しかしその表示すべき意志が無け…

読書と人生

一昨日のNHK『クローズアップ現代』より。 「広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~」(NHK) → http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3592.html 9月、文化庁が衝撃的な調査結果を発表した。調査した2000人のうちおよそ半数(47.5%)が、「1か…

正義の主張者

「『深刻な影響があった』とペルー政府も激怒 『ナスカの地上絵』付近に巨大メッセージ 環境団体の責任追及」(産経新聞) → http://www.sankei.com/world/news/141210/wor1412100033-n1.html ペルーのリマで開かれている気候変動枠組み条約第20回締約国会…

一日一言「無価の宝」

十二月十日 無価の宝 この世の中で、ことさら争ってまで手に入れるものははなはだ少ない。このうえなく貴いものは、争わずに手に入れるものである。太陽の光も月の光も花の美しさ、子供の笑顔、親の心、友だちのまこと、神のめぐみ、仏の加護はいたるところ…

漱石忌

自分の立脚地からいうと感じのいい愉快の多いところへ行くよりも、感じのわるい、愉快の少ないところにおってあくまで喧嘩をしてみたい。これは決してやせ我慢じゃない。それでなくては生き甲斐のないような心持ちがする。何のために世の中に生まれているか…

LENNON

── John Lennon (9 October 1940 - 8 December 1980) 最近の僕の行動は狂っていると人は言う 僕が破滅してしまわないようにと みんな 様々な警告をしてくれる “僕は大丈夫さ”と答えると みんな 不思議そうな顔で僕を見る “きみがハッピーなわけ ないだろ? …

『私は海をだきしめてゐたい』

多忙に就き、安吾。 私はいつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間だ。ともかく私は始めから地獄の門をめざして出掛ける時でも、神様の国へ行かうといふことを忘れたことのない甘つたるい人間だつた。私は結局地獄といふものに戦慄したた…

過而不改、是謂過矣

産経抄より。「【産経抄】12月6日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/141206/clm1412060003-n1.html 北海道へ行く楽しみが減ってしまう。JRは来春のダイヤ改正で、上野-札幌間の「北斗星」を廃止するという。ブルートレインと呼ばれ…

義に死すとも不義に生きず

今日、12月5日は会津藩九代藩主、松平容保公の命日である。(明治26年12月5日) 攘夷、天誅の名の下に“志士”と称し、テロ活動を繰り返す、跳梁跋扈の幕末京都。 火中の栗を拾うが如く、京都守護職の任を引き受け、京の治安維持に努め、最後まで義を通した義…

『山月記』

今思へば、全く、己(おれ)は、己の有(も)つてゐた僅かばかりの才能を空費して了(しま)つた訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないと…

最近の老人たちは.....

白髪は知恵のしるしではない。 ── 山本夏彦(『何用あって月世界へ』)「『最近の老人たちは』と公共の場で若者が眉ひそめる例が増加」(NEWSポストセブン) → http://www.news-postseven.com/archives/20141201_289642.html 人生の手本であったはずの高齢者…

いまからでも遅くはないよ。

本日のお言葉。