NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

一日一言「大河は山のふもとを回る」

十一月三十日 大河は山のふもとを回る 三度食べるご飯も、硬いときもあればやわらかいときもある。特別に注文する品でも、注文どおりにはいかぬものだ。同様に、物事には何一つとして自分の望みどおりにはいかないのが普通である。どのような大きな河でも大…

George Harrison

今日はジョージの日。 George Harrison (25 February 1943 ─ 29 November 2001) コンサート・フォー・ジョージ [DVD]アーティスト: オムニバス,エリック・クラプトン,ダーニ・ハリスン出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2006/09/06メ…

「『日本人のための経済原論』復刊に寄せて」

「小室直樹は20世紀から届けられた最終兵器だ」(東洋経済オンライン) → https://toyokeizai.net/articles/-/71492 小室直樹ほど「知の巨人」の名にふさわしい学者はいないだろう。博覧強記にして、稀代の社会科学者・小室直樹の経済学の代表作『小室直樹の…

「人生を決定した小室直樹先生との出会い」

「中高年は『肩書のない余生』に備えよ」(日経ビジネスオンライン) → https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/122600095/100300038/ たまたま、とある医学の世界の重鎮に招かれて、パーティのようなものに行ったのだが、驚くべき光景を目にした。…

没後8年、本物の学者がいた

「「ノーベル賞級」の社会学者、小室直樹を今こそ知るべき理由」(現代ビジネス) → https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58252 知の巨人 ベルリンの壁が崩れソ連が解体したのは、1989年から1991年にかけてのこと。その10年も前に、「ソビエト帝国が崩壊す…

『憂国忌』

ミシマの日。 一寸ばかり芸術的な、一寸ばかり良心的な。・・・要するに、一寸ばかり、といふことは何てけがらはしいんだ。 ── 三島由紀夫(『鏡子の家』)ちょっとばかり、ということは何て汚らわしいんだ。 今日は憂国忌。 「三島由紀夫ら追悼 福岡で『憂国忌…

Freddie Mercury

1991年11月24日、フレディ・マーキュリー 没 27年。 「今日はフレディ・マーキュリーの命日。――クイーン映画『ボヘミアン・ラプソディ』によせて」(rockin'on.com) → https://rockinon.com/blog/rockinon/181860 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見てから…

一日一言「天地の力」

十一月二十三日 天地の力 今日は新嘗祭(天皇が新米を天地の神に供え、自らもこれを食する祭事。今は勤労感謝の日となっている)で、新しくとれた米を神に捧げ、感謝する日である。われわれは、毎日三度いただく食事を当然のように考えて、米の一粒のうちに…

一日一言「丸くなりすぎてもだめ」

十一月二十二日 丸くなりすぎてもだめ 世の中のことに同調することは良いが、これも世のならい、あれも社会の傾向だと、心の中でやましいと思うことまで従っていては、弱みにつけこまれて社会の奴隷のようになってしまう。人間はあんまり丸くなりすぎてもだ…

一日一言「同じ谷川の水」

十一月二十一日 同じ谷川の水 今日は一休(室町中期の臨済宗の僧。詩や書画に秀でていた)を偲ぶ日で、彼は文明十三年(西暦一四八一年)の今日、八十八歳でこの世を去った。 雨あられ雪や氷とへだつれど落つれば同じ谷の水 大水のさきに流るゝ橡殻(とちか…

保守とは何か

日本人が日本を愛するのは、日本が他国より秀れてをり正しい道を歩んで来たからではない。それは日本の歴史やその民族性が日本人にとつて宿命だからである。 人々が愛国心の復活を願ふならば、その基は宿命感に求めるべきであつて、優劣を問題にすべきではな…

冬ワイパー

そろそろの雪に備えてワイパー交換。

一日一言「正しい判断」

十一月十八日 正しい判断 物事をするときに正しい判断ができないのは、自分の損得を考えるからである。ちょうど物を見るとき光の前に立って、自分の影で暗くするようなもの。自分の利益のみを考えずに物事を行えば、たいがいのことにはまどわない。 我れとわ…

私は、もう、ねむい。

小説を読むなら、勉強して、偉くなつてから、読まなければダメですよ。陸軍大将になつても、偉くはない。総理大臣になつても、偉くはないさ。偉くなるといふことは、人間になるといふことだ。人形や豚ではないといふことです。 小説はもともと毒のあるもので…

『戦争論』

戦争とは、他の手段をもってする政治の継続である。 ── クラウゼヴィッツ(『戦争論』)1831年11月16日 カール・フォン・クラウゼヴィッツ 没 『日本クラウゼヴィッツ学会』 http://www.clausewitz-jp.com/ 健康な人だけを研究して医学ができるわけはない。…

一日一言「天からのなぐさめ」

十一月五日 天からのなぐさめ とうてい逃げられない困難で、不幸が長く続き、心も身も疲れはて、逃げる場所もかくれる場所もないと、人生の生きる生きる望みを失ったとき、心を落ちつけて、天を仰ぎ、心に念ずれば、どことなくなぐさめてくれる風がふいてく…

真理とは、退屈なものである

机の前の日めくりニーチェ。 今日は14日。 若者たちは興味深いものや 突飛なものを愛し、 それが正しいか間違っているかには、 無関心である。 より成熟した精神は、真理の中でも 興味深く突飛なものを愛する。 完全に成熟した頭脳は、 ついには、地味で質素…

無添加こそが「ヘルシー」なのか?

「【おとなの栄養学】米マクドナルドが添加物使用をやめる!? やはり無添加こそが「ヘルシー」なのか?」(GetNavi web) → https://getnavi.jp/life/318020/ 米国マクドナルドが、ハンバーガーに人工の保存料や香料、着色料を使用しない方針を打ち出しました…

一日一言「『義』と『恩』」

十一月十二日 「義」と「恩」 生きることを考えないことが勇気がある者と思うのは、生きることも勇気もわかっていないからである。生きるということは重いものと思わなければならない。しかし、生きることより大切なことは、義と恩である。義を尽くすことや…

歴史を殺せば人間も死ぬ

「小林秀雄はなぜ太平洋戦争に『黙って処して』反省しなかったのか」(現代ビジネス) → https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58382 ここ数年、出版界は歴史書ブームだ。定説となっていた事実や人物像が覆されるところに、こうしたブームの理由がありそう…

『極限の大滑降』

『デナリ大滑降 完全版!』(NHK) https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115325/ 『北海道中央地区勤労者山岳会』 http://sangaku.iinaa.netデナリ 大滑降 完全版 [Blu-ray]出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2018/05/25メディア: Blu-…

『世界史の哲学講義 ベルリン 1822/23年』

「この復元には、従来のヘーゲル『歴史哲学』を覆すインパクトがある」(現代ビジネス) → https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58161 「歴史哲学」への毀誉褒貶 ヘーゲルのいわゆる「歴史哲学」は、これまで一般にどのようにイメージされてきただろうか。…

『世界を読み解く「宗教」入門』

「ビジネスパーソンはなぜ歴史や宗教を学ぶべきなのか」(日本実業出版社) → https://www.njg.co.jp/post-28792/ 『ビジネス教養として知っておきたい 世界を読み解く「宗教」入門』は、おもにビジネスパーソンに向けて、世界と日本の宗教の基礎知識やビジ…

一日一言「口は禍のもと」

十一月七日 口は禍のもと 口は禍のもととは、古くからの格言であるが、たとえ自分を犠牲にしてでも、自分に確信があるのならば、言うべきことはいわなければならない。もし、確信を持てない言葉、ことに他人の身の上に関する言葉は、簡単に口に出すものでは…

忘れるな。近道は、罠だ

「人生に近道なんてない。成功は努力の先にある」(ライフハッカー) → https://www.lifehacker.jp/2018/11/if-youre-looking-for-a-shortcut-youre-doing-the-wrong.html ダイエットであれ、新しいスキルの習得であれ、手の込んだ夕食の準備であれ、手順を…

読書週間

『公益社団法人 読書推進運動協議会』 http://www.dokusyo.or.jp 新渡戸先生が言うには、「読書には或る意味に於いて便法なく、一度は艱難(かんなん)して苦しまなければならぬ。」と。 故に私は一言最後にこういっておきたい。先ず読書には或る意味に於い…

一日一言「富貴と貧」

十一月四日 富貴と貧 富と名声は人がみな望んでいることだが、まことの心をもってこれを得たのでなければ、意味のないことだ。貧しさといやしさは人が嫌うことだが、まことの心で得たものであれば、その富と名声は本当のものとなる。これは『論語』に学んだ…

『文化の日』

『文化の日』── 「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日。 では、その愛すべき“自由”とは何か? “平和”とは何か? そのすすめるべき“文化”とは、何か? 福田恆存、かく語りき。(『日本への遺言―福田恒存語録』より抜粋) 自由とは何か。 【自由】 自由といふ…

善人尚もて往生を遂ぐ

机の前の日めくりニーチェ。今日は2日。 特に「善人」と称する人々こそが、 最も有毒なハエどもであることが、 私には分かった。 彼らは全く無邪気に刺し、 全く無邪気に嘘をつく。 そんな彼らにどうしてできるはずが あろうか、私に対し ──公明正大であると…

「君たちはどういきるか」

「「君たちはどう生きるか」が教えてくれた。心の痛みは重要なシグナルだってことを」(ライフハッカー) → https://www.lifehacker.jp/2018/11/178453-mental-sign_cageglobe.html 心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にいないことから生じ…