NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「六月の夜の都会の空」

六月の夜。 タルホ。 或る昼休みの教室の黒板に、I は「六月の夜の都会の空」という九字を走り書きして、直ちに消してしまった。「いや何でもありやしない」と彼は甲高い声で江美留に云った。「―でも、ちょっといい感じがしやしないかい?」 なるほど! 六…

不染世間法如蓮華在水

蓮が咲いた。 古人に曰く、“蓮は泥より出でて泥に染まらず”。 「不染世間法 如蓮華在水」(ふぜんせけんほう にょれんげざいすい)とは、法華経の教えである。 “世間の法に染まらざること、蓮華の水に在るが如し” 蓮は泥の中にあっても汚れることなく美しい…

朝比奈隆に見る「古武士」の精神

「【正論】朝比奈隆に見る『古武士』の精神」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150623/clm1506230001-n1.html 11月20日に大阪で公演される、北原白秋作詩、信時潔作曲の交声曲「海道東征」については、度々触れてきたが、チケットは5…

MOOMIN

2001年6月27日 トーベ・ヤンソン 没『ムーミン』名言二十選。 「初恋と最後の恋のちがいを、ご存じ? 初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。」(サーカスのプリマドンナの馬がムーミントロールに『漫画/ムーミントロー…

私は善人は嫌ひだ。

多忙につき、安吾。 私は善人は嫌ひだ。なぜなら善人は人を許し我を許し、なれあひで世を渡り、真実自我を見つめるといふ苦悩も孤独もないからである。悪人は――悪徳自体は常にくだらぬものではあるが、悪徳の性格の一つには孤独といふ必然の性格があり、他を…

日本資本主義の精神

明暦元年(1655年)6月25日 鈴木正三 没 マックス・ヴェーバーによると、資本主義が成立するには“プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神”が不可欠である。と。 では、なぜプロテスタンティズムの土壌が無い日本で資本主義が成立し発展したのか。 経済…

“悪の凡庸さ”

久し振りにビデオ。 『ハンナ・アーレント』 http://www.cetera.co.jp/h_arendt/ ハンナ・アーレント [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2014/08/05メディア: DVDこの商品を含むブログ (30件) を見る“悪の凡庸さ”(悪の陳腐さ)。 本当の悪は、…

調整中

擦り減ったフロントタイヤとリアとを交換。ついでにオーバーホールから戻ってきたダンパーの車高調整。

“福者”高山右近

「キリシタン大名・高山右近を『福者』認定へ ローマ法王庁」(産経新聞) → http://www.sankei.com/west/news/150622/wst1506220026-n1.html 江戸時代に幕府の禁教令で国外追放となり、1615年に死亡したキリシタン大名、高山右近について、ローマ法王庁…

【活気あった炭鉱物語】

「【活気あった炭鉱物語】韓国難癖に違和感「被害ばかり強調」 「『朝鮮の人』への差別なかった…」 89歳元炭鉱社員が証言」(産経新聞) → http://www.sankei.com/life/news/150621/lif1506210035-n1.html 戦前から戦後にかけ、世界遺産群の対象ではないが…

私はたゞ、私自身として、生きたいだけだ。

わが青春を愛する心の死に至るまで衰へざらんことを。 日本文学は風景の美にあこがれる。然し、人間にとつて、人間ほど美しいものがある筈はなく、人間にとつては人間が全部のものだ。そして、人間の美は肉体の美で、キモノだの装飾品の美ではない。人間の肉…

桜桃忌

太宰の自殺は、自殺というより、芸道人の身もだえの一様相であり、ジコーサマ入門と同じような体をなさゞるアガキであったと思えばマチガイなかろう。こういう悪アガキはそッとしておいて、いたわって、静かに休ませてやるがいゝ。 芸道は常時に於て戦争だか…

2冊。

仕事帰りに新刊を2冊。 福田恆存: 人間・この劇的なるもの作者: 河出書房新社出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/05/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る 保守論、演劇、文芸批評、翻訳、国語問題…… 普遍的な思想…

一日一言「死は待つもの」

六月十七日 死は待つもの ぼんやりと考えていればこれほど恐ろしいものはないが、よくよく考えてみれば、これほど切ないものはないと思うのは、死である。深く考えれば鬼のようであるが、さらに深く考えてみると、これは天の使いではなかろうか。そうであれ…

神輿渡御

「1300人が練り歩き 札幌まつりの神輿渡御」(産経新聞) → http://www.sankei.com/region/news/150616/rgn1506160081-n1.html 札幌の初夏を彩る北海道神宮の例祭である「札幌まつり」の神輿渡御(みこしとぎょ)が16日、行われた。この日は朝から晴天…

『この道』

通勤の朝。 この道はいつも通る道。満開のニセアカシア。 ニセのアカシアでは忍びないので我々はこっちをアカシアと呼ぶ。 もしくは和名の針槐(ハリエンジュ)。 この道はいつか来た道。 この道はいつか来た道ああ そうだよあかしやの花が咲いてる あの丘は…

死者に投票権を

伝統とは、あらゆる階級のうちもっとも陽の目を見ぬ階級、われらが祖先に投票権を与えることを意味するのである。死者の民主主義なのだ。単にたまたま今生きて動いているというだけで、今の人間が投票権を独占するなどということは、生者の傲慢な寡頭政治以…

コレジャナイ!

「【画像】 『ガンバの冒険』が3DCGになって映画化 コレジャナイと話題に」(痛いニュース) → http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1843541.html 10月に公開される3DCGアニメーション映画『GAMBA ガンバと仲間たち』の特報とメインビジュアルが公開さ…

一日一言「小早川隆景の壁書」

六月十二日 小早川隆景の壁書 小早川隆景は慶長二年(西暦一五九七年)の今日、六十五歳で亡くなった。彼の教訓である。 おもしろの春雨や、花のちらのほど。 おもしろの儒学や、武備のすたらぬほど。 おもしろの武道や、文学をわすれぬほど。 おもしろの酒…

療養中

牛乳とアンパン持って手術、入院中。 上げ膳据え膳で読書三昧。

『行動することが生きることである』

自分の貧乏なぞに気にしないで、とにかく生きていくチャンスを探しに、一歩前進する、構わず歩き出して見る。そういうのが好きです。 ── 宇野千代 (『行動することが生きることである』)ぼくも、そういうのが好きです。 貧乏も、見栄もプライドもかなぐり…

目の見えない4人が語る『美しさの定義』

「【動画】目の見えない4人が語る『美しさの定義』その答えに、思わず胸が熱くなった・・・」(TABILABO) → http://tabi-labo.com/138029/yourbeautiful/ 美しさを感じることに、目が見えるかどうかは関係ない。この動画では、4人の目の見えない人々に、あ…

一日一言「無欲の幼心」

六月八日 無欲の幼心 いつも欲のない幼心になりたいものである。富める者をうらやましいと思うこともなく、人を憎まない優しいあかんぼうの心に戻ったなら、世の中のわずらわしさも感じずに、やすやすと毎日を過ごすことができる。路上で知らぬ人に逢っても…

日本が中心的な役割を果たす

「首相、世界3大課題『日本が中心的役割』 米CNNに寄稿 」(日本経済新聞) → http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H0T_W5A600C1NNE000/ 「『質のインフラ』サミットで提起へ=CNN論説欄に寄稿-安倍首相」(時事通信) → http://www.jiji.com/j…

穢(きたな)いはきれい

昨日の産経抄より。 「【産経抄】穢いはきれい 6月5日」(産経新聞) → http://www.sankei.com/column/news/150605/clm1506050004-n1.html シェークスピアの悲劇『マクベス』の冒頭、3人の魔女の台詞(せりふ)が、観客を混乱に導く。「きれいは穢(きた…

一日一言「『環境』は人の力でつくる」

六月五日 「環境」は人の力でつくる 心の奥には、周囲の関係を一変させる力がある。自分の身を清めるのにわざわざ山に入ることはない。人を取り巻く環境は人の力でつくるものである。 奥山に結ばずとても柴の庵 心がらにて世はいとふべし 必ずや心のすめばす…

「もしも、一つだけ願いが叶うとしたら?」

木曜日は運動日。フットサルの日。 いつまでも脚が動きますように。 「『もしも、一つだけ願いが叶うとしたら?』がん患者と健康な人に、同じ質問をした結果・・・」(TABILABO) → http://tabi-labo.com/136541/two-simple-question/ 「もしも一つだけ願い…

零式艦上戦闘機

「現役米海軍パイロット 戦うのが一番嫌なのは『零戦』と即答」(ポストセブン) → http://www.news-postseven.com/archives/20150603_326848.html 70年前の戦争で、日本軍はアメリカ軍にまったく刃が立たなかったといわれるが、それは本当なのか。元日本軍…

うるわしき6月の夜

今日の山頂より。 「途中、むだ足をくってはだめだよ。おそれずに進むんだ。うるわしき6月の夜だ。けっして、危険はないんだからね。」 ── スナフキン(『ムーミン谷の夏まつり』)

重課適用

重課適用。古いクルマは重課税。 「車齢13年を超えるクルマの自動車税、さらに増税の『15%増し』へ」(lifehacker) → http://www.lifehacker.jp/2015/05/150526car_tax.html 2015年は、車齢13年を超えるクルマの自動車税が通常税率の15%増しとなる見通しで…