NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

はやぶさ

「探査機『はやぶさ』着陸していた…岩石採取は失敗」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051123i214.htm

 宇宙航空研究開発機構宇宙機構)は23日、小惑星イトカワ」に着地できなかった可能性の高かった探査機「はやぶさ」が、イトカワ表面に約30分間にわたり着地していたと発表した。

 はやぶさが送信してきた降下記録を詳細に解析した結果、判明した。探査機が小惑星に着地し、離陸したのは世界初。ただ、主目的の岩石採取は、金属弾など必要な装置が起動せずに失敗した。宇宙機構では、25日の再挑戦は微妙としている。

 宇宙機構によると、はやぶさは20日午前5時40分ごろ、最後に追跡できた高度17メートルに達した以降も、秒速約10センチで降下を継続。地表で緩やかなバウンドを2回繰り返した後、30分間にわたり着地していたという。その後、地上からの上昇指令で離陸した。

 はやぶさは着地と同時に、地表に金属弾を発射し、舞い上がった砂ぼこりを採取装置で取り込むことになっていたが、金属弾は発射されなかった。しかし、宇宙機構は、はやぶさが着地する際の衝撃で、イトカワ表面の砂が舞い上がり、採取された可能性もあるとしている。

 また、宇宙機構は、世界88万人の名前を刻んだ金属球「ターゲットマーカー」が地表に到達したことを示す、はやぶさの撮影画像を公表した。

「『はやぶさ』、30分着陸していた 試料は採取できず」(朝日新聞)
 → http://www.asahi.com/science/news/TKY200511230244.html


有人、無人の違いはあれど、中国の宇宙船報道に比べて随分と扱いが小さいような気がするが、この“はやぶさ”、実はすごい。
宇宙戦艦ヤマトにでも出てきそうな夢の“イオン噴射エンジン”を搭載し、しかも、地球からの指令・操縦やコンピュータのプログラム手順に従うのではなく、自らの判断で航行する“自律航行システム”。
間違いなく世界の最先端を行く最新技術満載の精密探査機なのです。


中国は1995年長征2号の事故では6名の村人が犠牲になり、翌1996年の長征3号では史上最悪の500名もの民間人が死亡。しかも、その事実を隠蔽する為に5時間にわたって外国人を隔離したとされる。
こういった情報も日本のメディアがあまり報道しないのはなぜか。



『イオン・エンジン』(Wikipedia) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E6%8E%A8%E9%80%B2

宇宙航空研究開発機構JAXA』 http://www.jaxa.jp/index_j.html