NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

靖国参拝

小泉首相の靖国神社参拝話題となっていますが.....。

テレビが煽っているように思える。


それはさておき、、、

靖国参拝は『二度と戦争しない決意』…首相が強調」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051017i115.htm

 小泉首相は17日夕、首相官邸で記者団に参拝の意図について、「二度と戦争をしないという決意を表明した。今日の平和は、生きている人だけで成り立っているのではない。戦没者に敬意と感謝の気持ちを伝えるのは意義のあることだ」と語った。

ぼくはこの発言を支持する。


チェスタトンは言う。(『正統とは何か』)

 伝統とは、あらゆる階級のうちもっとも陽の目を見ぬ階級、われらが祖先に投票権を与えることを意味するのである。死者の民主主義なのだ。単にたまたま今生きて動いているというだけで、今の人間が投票権を独占するなどということは、生者の傲慢な寡頭政治以外の何者でもない。伝統はこれに屈服することは許さない。あらゆる民主主義者は、いかなる人間といえども単に出生の偶然によって権利を奪われてはならぬと主張する。伝統は、いかなる人間といえども死の偶然によって権利を奪われてはならぬと主張する。

今の日本は今生きている人間だけのものではない。国を想い、家族を想い、恋人を想い、友を想い、子供を想い、数々の想いの上に今の日本がある。

「屍(しかばね)に鞭打つ」ことなかれ。



批判的な日本のマスコミですが、かつて日本統治下で学徒出陣の経験を持つ台湾の李登輝前総統は参拝を支持しています。


「『首相の靖国参拝は当然』−李台湾前総統、中国の軍拡批判」(SANSPO.COM)
 → http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200510/sha2005101706.html

 訪米中の台湾の李登輝前総統は15日、ニューヨークで共同通信と会見し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「一国の首相が自国のために命を亡くした英霊をお参りするのは当たり前」と述べ、参拝に反発する中国をけん制。また「領土拡張」をにらんだ中国の「軍事費増大」が周辺国の脅威となっていると批判した。

「日本テレビ世論調査 小泉首相の靖国神社参拝、47.6%が支持」(WWW.NNN24.COM)
 → http://www.nnn24.com/45069.html
 → http://www.ntv.co.jp/yoron/


そもそも今現在もチベットを占領し、ウイグル人を弾圧、搾取している中国に日本を批判する資格があるのか。



 我々愚かな人間も、時にはかかる至高の姿に達し得るということ、それを必死に愛しまもろうではないか。軍部の欺瞞とカラクリにあやつられた人形の姿であったとしても、死と必死に戦い、国にいのちをささげた苦悩と完結はなんで人形であるものか。

─― 坂口安吾『特攻隊に捧ぐ』


http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050605
http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20040830
http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20040815