「社説の研究」
近頃、社説が面白い。
昨日の続き。
『産経vs朝日』
「■【主張】教科書問題 驚かされた朝日新聞社説」(産経新聞)
→ http://www.sankei.co.jp/news/050407/morning/editoria.htm
朝日新聞の六日付社説「こんな教科書でいいのか」を読んで、驚かされた。これでは、特定の教科書を排除し、自由な言論を封殺するものといえる。
その朝日新聞社説は、新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した扶桑社の歴史・公民教科書だけを取り上げ、「光と影のある近現代史を日本に都合よく見ようとする歴史観が貫かれている」「中国への侵略、朝鮮半島の植民地支配については後ろ向きだ」「バランスを欠いている」などと批判している。
新しい歴史教科書をつくる会は、中学教科書に「従軍慰安婦」など極端に自虐的な記述が増えた平成八年、次代の日本を担う子供たちに正しい歴史を伝えようと集まった人たちだ。そのメンバーが執筆陣に加わった教科書を、快く思わないからといって、それだけを排除しようとする朝日新聞の態度こそ偏狭ではないか。
検定合格した八社の教科書には、朝日新聞の論調に近い教科書もあれば、そうでない教科書もある。いろんな教科書があっていいし、また、そうあるべきだ。それらを教育委員らが読み比べ、子供たちに最も良いと思われる教科書を選ぶのが採択である。
そのためには、外国の圧力や国内の特定政治勢力の妨害に左右されない静かな環境が必要である。すでに、中国と韓国が朝日新聞に同調し、扶桑社非難を始めている。両国の内政干渉こそ、排除されるべきである。
- 作者: 産経新聞論説委員室
- 出版社/メーカー: 産経新聞ニュースサービス
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 古森義久,井沢元彦,稲垣武
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る