NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「批判の矛先」

「香田さん追悼、若者ら官邸前で集会 自衛隊撤退求め」(朝日新聞)
 → http://www.asahi.com/national/update/1101/025.html

「自衛隊がいなければ日本の青年は殺されていなかった」「小泉首相、これでもイラクは非戦闘地域ですか」。呼びかけ団体ピースボートの櫛渕万里・共同代表らは、そう抗議した。福岡市を始め、各地でも追悼集会が開かれた。


批判の矛先が間違っている。
まず最初に批判すべきは自衛隊や日本政府ではなく、イスラム過激派武装組織でありテロリストであるはずだ。

それはイラク国内の世論を見ても明らかである。


「『殺される理由ないのに』香田さん殺害でイラク国内に批判の声」(産経新聞)
 → http://www.sankei.co.jp/news/041031/kok081.htm

 イラク国防省のアサディ副大臣は「われわれは殺人を強く非難する。イラクの伝統やイスラムとは無縁の行為だ」と述べる一方、「イラクと日本との関係は強固であり、われわれは日本の支援を忘れない」と付け加え、事件が対日関係や復興支援に悪影響を及ぼすことへの懸念をにじませる。


「陸自撤退しないよう要望 ムサンナ州知事」(産経新聞)
 → http://www.sankei.co.jp/news/041028/kok117.htm

 イラク邦人人質事件について、陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワを州都とするムサンナ州のハッサン知事は28日、共同通信などに対し、犯人グループを「テロリスト」と呼び、強く非難する一方、陸自の活動に「否定的な影響」が出ないことを望むと述べ、自衛隊撤退につながらないよう日本政府にくぎを刺した。

「数千の敵を持たなければ、一人の友人は見つけられないものだ。」(曽野綾子 『アラブの格言』)


アラブの格言 (新潮新書)

アラブの格言 (新潮新書)