NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

曾野綾子

曽野綾子氏が日本郵政役員に」(産經新聞
 → http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091026/fnc0910261259013-n1.htm

 日本郵政の社外取締役に作家で元日本財団会長の曽野綾子氏(78)が就任することが26日、明らかになった。政府関係者が明らかにした。日本郵政は28日の取締役会で西川善文社長(71)が辞任し、斎藤次郎元大蔵事務次官(73)が後任社長に就任することが内定しており、社外取締役の一部を入れ替る。
 曽野氏は、斎藤新社長をトップとする新経営体制で、利用者に近い立場から郵政民営化見直しを進める見通し。
 日本郵政の社外取締役には、西岡喬会長(三菱重工業相談役)、牛尾治朗氏(ウシオ電機会長)、奥田碩氏(トヨタ自動車相談役)、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商事会長)、奥谷禮子氏(ザ・アール社長)ら7人が名を連ねているが、政府は数人が留任し、残りは年内にも退任する見通しを示していた。
 曽野綾子氏(その・あやこ、本名三浦知寿子=みうら・ちずこ) 聖心女子大卒。現代日本文学界を代表する作家で、エッセー分野でも活躍。東京都出身。


そんな訳で、曾野綾子さんことば。
NHK「曽野綾子が語る 『聖地巡礼』」より。

  • どれほど苦しむことが出来るか、それが人間の品位を決定する。(ニーチェの引用)
  • 愛は互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめること。(サン・テグジュペリの引用)
  • 旅には、美味しいものを食べた喜びと、美味しいものを食べられなかった恨みと両方あって良いのです。
  • 人生、マイナス込み。です。
  • 奇跡は怪我や病気が急に治ることなんかじゃなく、苦しみによって自己を発見する、それこそ奇跡です。
  • 苦しみや不運は避けるものではなく、それらには意味がある。解決し、プラスの意味合いに使うのです。
  • 苦しみを知ると、やわらかい端正な人間になる。
  • 「歯を磨かず顔も洗わず着替えもせず、寝るんです。」私はそういう体験をさせたかった。

  (砂漠のテントで、身体の不自由な人たちに「着替えはどうするんですか」と聞かれて)

  • 今の日本はおせっかい。
  • 手抜きは大事です。出来るだけ手抜きして楽して、続くようにするんです。いい加減の方が続くのです。
  • 手と口があれば自分で食べられる。
  • 言葉遣いが差別に当るとひりひりするのは尽くしていない人です。本当に尽くしてる人はそんなことは気にしません。
  • 人生は計画通りにはなりません。
  • ダシに使われる事は光栄です。色んな使われ方があって良い。
  • 愛には二つあって、フィリア(好き)とアガペー(理性と意思の愛)と。理性の愛こそが本当の愛なのです。
  • 本当の愛とはどんなに憎んでいてもその人にこうすべきであるということをする。理性の愛です。
  • 好きである愛、なんてのは一旦何かつまづくと物別れに終わる。嫌いになったらそれまで。
  • 安心して暮らせる世の中なんてありません。
  • 幾分かは、自分で納得した危険を冒さないことには本当の人生はわかりません。その危険というのは自分で負担しなければならない。そして、それを納得したのならば誰かのせいだと言わない、大人の決意がいる。そのとき初めて私たちは生き生きとした人生を送ることが出来るのです。
  • 死んでも良い、という選択も尊重しなければならない。
  • 病人も高齢者の方々も、皆が今日一日が“生きるに値するもの”でなければならない。“ただ呼吸しているだけ”ではいけない。そのためにはいささかの危険も冒険もいるのです。
  • 冒険は若者だけのものではない、すべて生きる人間のためにあるのです。


曽野綾子 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E9%87%8E%E7%B6%BE%E5%AD%90