いったい君に泣き言を言わせた第一の原因は何だったのか?
他人が正しくないと云って憤るよりも、自分一人だけが先づ真理を行ふことの満足のうちに生存の意義を見出すべきではないですか。郵便配達夫は先づその職域に於て最善の責務を果すことです。それもできずに、道義退廃だの政治の改革だのと騒いでも駄目です。私は結社や徒党はきらひで、さういふものゝ中でしか自分を感じ得ぬ人々は特にきらひなのです。
── 坂口安吾(『青年に愬ふ―大人はずるい―』)
メーデー。
弱者が徒党を組み、赤い旗を掲げて権利を主張する日。
労働者の祭典。
らしい。
「メーデー、労働者ら集会 働き方改革法案に批判の声も」(朝日新聞)
→ http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0129483.html
「共闘の力で安倍政権打倒へ」(しんぶん赤旗)
→ http://www.asahi.com/articles/ASH512TB8H51ULFA003.html
「『長時間労働 撲滅を』 連合と道労連 メーデー集会」(北海道新聞)
→ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185757
『連合北海道』 http://www.rengo-hokkaido.gr.jp/
『道労連』 http://www.dororen.gr.jp/
いったい君に泣き言を言わせた第一の原因は何だったのか? 誰ひとり君に十分に媚びてくれなかったということだ。そのために君はこうした汚物の中に座り、大げさに泣き立てる理由ができたという訳だ。多くの復習をとげる理由を手に入れたという訳だ!
ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)
- 作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,氷上英廣
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