帝国主義が生んだ「人種思想」
NHK「100分 de 名著『全体主義の起原』ハンナ・アーレント」
今晩は2回目。
「第2回 帝国主義が生んだ『人種思想』」
→ http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/69_arendt/index.html#box02
【放送時間】
2017年9月11日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2017年9月13日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2017年9月13日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります
【講師】
仲正昌樹(金沢大学教授)
【朗読】
田中美里(俳優)
【語り】
徳田 章(元NHKアナウンサー)
19世紀末のヨーロッパでは原材料と市場を求めて植民地を争奪する「帝国主義」が猛威をふるっていた。西欧人たちは自分たちとは全く異なる現地人と出会うことで、彼らを未開な野蛮人とみなし差別する「人種主義」が生まれる。一方、植民地争奪戦に乗り遅れたドイツやロシアは、自民族の究極的な優位性を唱える「汎民族運動」を展開する中で、中欧・東欧の民族的少数者たちの支配を正当化する「民族的ナショナリズム」を生み出す。第ニ回は、国民国家を解体へと向かわせ、やがて全体主義にも継承されていく「人種主義」「民族的ナショナリズム」という二つの潮流がどのように生まれたかを明らかにしていく。