“サン・ジョルディの日”
4月23日は本の日、“サン・ジョルディの日”。
『世界本の日 サン・ジョルディの日』(日本書店商業組合連合会) http://n-shoten.jp/santjordi.html
『日本・カタルーニャ友好親善協会』 http://www.ajac.ne.jp/top.html
仕事帰りに自賠責保険を支払いに行くも、思いかけず安く済んだので、浮いたお金で本屋直行。
2冊購入。
- 作者: 福沢諭吉,金谷俊一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人間は、勇気を持たなければいけない。
勇気とは、強いこと。
勇気とは、物事を恐れない気持ちのこと。
どんなことでも、自分で一度決めたことは、
決してあきらめてはいけない。
苦しくても、それを乗り越えて、
目標を成しとげなければいけない。
たとえば、本を一度読んで覚えられないからといって、
投げ出したり、あきらめたりしてはいけない。
一度でも、二度でも、十回でも、二十回でも、
頭に入るまで勇気をふるって、
強い心で取りくむことが大切なのだよ。
人の心が、人それぞれなのは、
人間の顔が、人それぞれ違うのと同じ。
丸い顔の人もいれば、長い顔の人もいる。
一人として同じ顔の人はいない。
人の心も、まったく同じ。
一人として同じ心の人はいない。
気の短い人もいれば、気の長い人もいる。
静かな人もいれば、騒がしい人もいる。
だから、他人の行いを見て、
自分が気に入らないからといって、
短気をおこしたり、怒ったりしてはいけないよ。
できるだけ我慢して、
互いに仲良くすることが大切だよ。
『日々の教え・童蒙教え草』には、ただ学問さえすれば良いのだといった類いのことが、どこにも記されていません。
むしろ、学問を修める以前の段階として、人としての健全な精神の育成、ただそれだけを延々と唱え続けているのです。
健全な精神を育まなければ、そこにいくら学問を植え付けても、それは不幸しか生み出さない。
── 金谷俊一郎(『[現代語抄訳]日々の教え・童蒙教え草』)
会津戦争を戦った米沢藩士、武家の末裔、石川真理子さんの『女子(おなご)の武士道』。買おう買おうと思いつつ、やっとこさ。
- 作者: 石川真理子
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2014/09/23
- メディア: 単行本
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目次“祖母の言葉”より抜粋。
- おなごがでたらめになれば世の中がでたらめになります
- 空元気でも元気は元気。そのうちホントの元気が湧いてくる
- 目に見えるものに振り回されぬよう心の目を開きなさい
- 自由と身勝手をはき違えてはなりませぬ
- 誇りをもって真っ直ぐな狭い道を歩きなされ
- 職を失っても命はある。命さえあれば生きていくことができよう
- 相手をいたずらに責めず、闘わずして勝つのです
- 母としての誇りを持って雄々しく立つのです
- 子どもには目に見えぬものを与えなされ
- かわいそうだと思った瞬間、その子はかわいそうな子になる
- 鏡を見て、おのれの顔が険しく暗いようなら、深く恥じなさい
- かすかな灯りでも、灯りは灯り。灯りに向かっていけば間違いはないよ
- やがて世に出る者を育てる意識をしっかりと持ちなされ
- 食卓をわびしくするの楽しくするも母親次第
- ハレの日にはかなう限りの贅沢をなさい
- 何をすれば世の役に立つか、それを考え行うのが仕事です
- ここというときは迅速に行動なさい
- 闘う構えは己に対するもの。相手に対してはいつでも和やかになさい
- お金も物も、この世での借り物と思えばよろしい
- 人を信じられぬようになるより、人を信じて騙されなさい
- 人の上に立つ以上は寛大に、そして自ら隙をつくりなされ
- 世の中が陰気なら、上に立つ者は陽気になりなされ
- 頭を垂れ腰を低うできる、本物の気高さと強さを身につけるのです
- 厳寒の中で咲き誇る梅花のようでありなされ
- 腹をくくりなされ。何度だって、腹をくくって覚悟を改めなさい
- 雲に乗ったつもりでじたばた生きる自分を見てごらん。滑稽で可笑しくなるから
- 希望を持ちなされ。命ある限りは希望を無くしてはなりませぬ
- 強くなると穏やかになる
『女子の武士道』(致知出版社) http://www.chichi.co.jp/special/woman/
『女武士道ことはじめ』(LADY TOKYO) http://www.lady-tokyo.com/column/bushido_bk.html