NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

ILLUSION

「【奇跡の瞬間】これを運命と言わず何と呼ぶ! 27年前のホームビデオに “未来の夫” が映っていた!! 2人はその16年後に知り合って結婚」(ロケットニュース24)
 → http://rocketnews24.com/2015/04/06/565654/


人間の意志の力を超えた不思議な出会いを「運命の出会い」と言う。よく漫画で「小さい頃にすれ違っていた」なんてあるけど、そんなの虚構の世界だけでしょ……と思っていた時期が私にもありました。──でも違った!

今回の主役は結婚し3人の子供にも恵まれた、とある夫婦。妻が自身が子供の頃に撮影されたビデオを見ていたところ、なんとそこに “未来の夫” が映っていたことが判明。離れた場所に住み、面識もなかった2人が27年前の同じ日、同じ瞬間、同じ場所にいて、しかもたまたま偶然、激撮されていたのだ!


・運命的な出会いをしていた2人
ニュージャージー州在住のライアンさん&ジョーダンさん。2人は2004年に、紹介を通じて知り合ったという。

ごくごく普通の出会い、お付き合いをし、結婚し、子供が生まれ……というごくごく普通のカップルだったのだが! 数年前、ある1本のホームビデオにより、2人は運命的な出会いを果たしていたことがわかったのだ。


・27年前のホームビデオに “未来の夫” を発見
それは、妻のジョーダンさんが今から27年前に行った家族旅行のビデオだ。彼女が10歳のときに『セサミストリート』のテーマパーク「セサミプレイス」に行ったビデオを見ていると、なんだかライアンさんっぽい少年が映りこんでいたのである。

2人はビデオを思わず二度見! ジョーダンさんの両親がウォタースライダーから降りてくるジョーダンさんを待ち構えているときに、偶然、少年時代のライアンさんがカメラの前を横切っていたのだった。


・手を伸ばせば届く距離ですれ違う
当時、ジョーダンさんは10歳で、ライアンさんは13歳だ。当時、2人はニュージャージー州のモリス郡とバーゲン郡という50キロほど離れた場所に住んでおり、もちろん面識はない。

さらに言うと「セサミプレイス」は、ニュージャージー州から190キロ離れた隣のペンシルベニア州だ。それなのに、2人が同じ日、同じ時間、同じ場所、それも手を伸ばせば届くほどの距離ですれ違っていたなんて! しかも、その瞬間がビデオに収められていたとは……これを運命と言わずして何と呼べばいいのだろう!


・幼い娘もビックリ「パパはママがそこにいるって知ってたの?」
このことは誰に言っても信じてもらえなかったそうだが、ライアンさんがセサミプレイスに訪れていた写真が見つかり、晴れて事実だと証明されたそうだ。ビデオも2012年に米国を襲ったハリケーン・サンディの被害により紛失したと思われていたが、最近見つかったのだという。

ちなみに、2人の間には現在、6歳、3歳、5カ月の子供がいる。6歳の娘のソフィーちゃんは、両親の運命の出会いを知り「どうしてパパはママがそこにいるって知っていたの?」と何度も尋ねたのだそうだ。

全く「事実は小説より奇なり」とは言うが、これほどまでとは……。もしかしたら今日すれ違った人のなかにあなたの運命の人もいるのかもしれない!


『2012年06月02日(Sat) 偶然は必然』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20120602



“赤い糸”と呼ぼうが“ソウルメイト”と呼ぼうが“共時性シンクロニシティ)”、“引き寄せ”、何と呼ぼうが構わないが、、、
人は出逢うべくして出逢う。
同じ時代に同じ地球に生まれ、同じ場所に同じ時間に居たら、、、出逢わない訳がない。


偶然は必然なのである。

「やりたいことだけをだな、やり続けていくと、類は友を呼ぶの法則に従って、俺達から何かを学ぼうと思う人達を引きつける。そして俺達もまたその人達から何かを学ばなくてはいけない」

「でも人を引きつけられるようになるまでには、長い間の信仰が必要だろう?」

「信仰なんて言葉どこから持ってきたの?」

「いや別に、ちょっと使ってみただけ」

「信仰なんてバカの使う言葉だ」

「じゃ何だ」

「想像力」

 そう言ってドンはチーズバーガーをかじった。パンの表面についていた胡麻がパラパラとテーブルに落ちる。ドンはその胡麻の一粒をつまんで見せた。

「君にこの胡麻くらいの想像力があれば、全ては可能だ」

── リチャード・バック著(村上龍訳)(『イリュージョン』

イリュージョン (集英社文庫 ハ 3-1)

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