NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

一日一言「『義』と『恩』」

十一月十二日 「義」と「恩」


 生きることを考えないことが勇気がある者と思うのは、生きることも勇気もわかっていないからである。生きるということは重いものと思わなければならない。しかし、生きることより大切なことは、義と恩である。義を尽くすことや人の恩にくらべれば、生きることはやさしい。義でも恩でもないことに命を投げうつことは、狂犬病にかかった犬のすることに等しい。


 恩のため捨つる命はかるからず
   外のことには命捨つるな

── 新渡戸稲造(『一日一言』)


「台風による大災害のフィリピンは強盗略奪の地獄絵図と化していることが判明」(秒刊SUNDAY
 → http://www.yukawanet.com/archives/4570269.html


台風30号の影響で、甚大な被害を受けたフィリピンですが、被災地となっているタクロバンでは大変な騒動が起きているようです。なんと災害を受けた店舗に強盗などが押し入り、次々と食料や金品を奪うというとんでもない事態が起きている。またピストルを持つものや略奪をするもの、もはや世紀末といっても過言ではない地獄絵図がそこにあるようだ。

ご覧のように、倒壊した店舗に次々と押し入り食料などを奪う市民達。もはやだれも手をつけることが出来ないという状況がいかに恐ろしいことかお分かり頂けるだろうか。電気ガス水道は停止、その為システム障害などが発生し、もはや街はパニック状態。

ものを奪い合い、店を破壊。台風で被害を受けた街並みは、今度は人によって破壊されるという二次災害が起きている。もはや「復興」どころではない。警察や軍は人を救助するのではなく、不本意ながら制圧しなければならない状況にあるようだ。

日本であればいち早く安全な避難所に非難し、救援物資を受け取るという流れが一般的だ。しかしフィリピンではそのようなインフラが整っていないように見える。

それほどまで今回の台風30号の勢力は凄まじかったと言える。
現段階で1万人を超える死傷者が出ているが、台風の被害では無く別の理由で亡くなった方がいないことを祈りたいものだ。

http://gb.cri.cn/42071/2013/11/11/782s4316979.htm



「フィリピン台風被災地に広がる絶望感、食料支援進まず略奪も」(REUTERS)
 → http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9AA08O20131111
「フィリピン台風、国際支援本格化 治安・衛生が悪化 」(日経新聞
 → http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM12012_S3A111C1MM0000/
「『生きるため』警察も黙認 食料届かず続く略奪」(産経新聞)
 → http://sankei.jp.msn.com/world/news/131112/asi13111211440008-n1.htm


子のたまわく

「義を見て為さざるは勇無きなり」

人として、当然なさねばならぬ正義と知りながら、他人の前を憚(はばか)り、自分の利害のみはかって、実行しないのは、真の勇気がないからである。


一刻も早い自衛隊の派遣、そして治安維持を。
日本が一番最初に行かないと!
震災時に我々が受けた恩を忘れてはならない。
『2011年03月12日(Sat) pray for japan』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20110312


「日本 VS 台湾戦が試合の外でも感動の一幕を見せていた / 震災で救助にあたった台湾レスキューの始球式や “感謝台湾” の横断幕」(ロケットニュース24)
 → http://rocketnews24.com/2013/11/11/386738/