NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「おとうさんは、桃太郎というやつに…」

「めでたし、めでたし?」


「一方的な『めでたし、めでたし』を、生まないために。広げよう、あなたがみている世界。」


「『新聞広告クリエーティブコンテスト』最優秀賞が衝撃的 / 小鬼が泣きながら『おとうさんは、桃太郎というやつに…』」(Pouch)
 → http://youpouch.com/2013/10/18/138978/

日本新聞協会広告委員会が実施した2013年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で、最優秀賞を受賞した作品が衝撃的だとインターネット上で話題になっています。

「めでたし、めでたし?」というタイトルの作品、すごく考えさせられるんです!

今年度の同コンテストのテーマは「しあわせ」で、全国から1069作品の応募があったそう。その中で、「めでたし、めでたし?」が最優秀賞に選ばれたわけなのですが……。

子どもが書いたような文字で「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」とのキャッチコピー。その下には、涙を流す小鬼のイラストが描かれています。

そして、最下部には小さな文字で「一方的な『めでたし、めでたし』を、生まないために。広げよう、あなたがみている世界。」と書かれているのです。

この衝撃的な作品について、Twitter上では次のような声が上がっています。

「ふむふむ」
「泣ける」
「泣いた……」
「しんみり」
「ほう、これはいいね」
「これは優秀だわ」
「最優秀見て泣きそう」
「すごいかはわからないけど、視野が広がるねw」

この作品、審査委員から「鬼の子どもにとってはそうなんだ、と読み手の心に小石を投げるような作品だ」などと高く評価されたとか。「しあわせ」について考えるとき、ちょっと視点をずらして、自分以外の立場から見てみることも必要なのかもしれません。

「衝撃的だと話題の『新聞広告クリエーティブコンテスト』最優秀賞 / 岡山県庁のコメント『当県では桃太郎も鬼もヒーローです』」(Pouch)
 → http://youpouch.com/2013/10/18/139030/


『新聞広告クリエーティブコンテスト 2013年度入賞作品』 http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013.html


福田恆存にも曰く、、、

善玉と悪玉とを単純に分けて考へる俗論を警戒せねばならぬ。ことに新聞はその種の道徳的センチメンタリズムと絶縁しなければならぬ。

── 福田恆存『日本への遺言―福田恒存語録』