『冬の鉄路の守り神』
「出動!冬の鉄路の守り神」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/travel/news/TKY201102170339.html
強い冬型の気圧配置の影響で昨年末から、日本海側を中心に記録的な豪雪が続き、列車の立ち往生や運休が相次いだ。列車の定時運行を確保するため鉄道会社では排雪列車を走らせている。深夜や早朝の運行が多く、また事業用列車なので時刻表にダイヤは載っていないが、豪快に雪をかき分ける姿を撮影しようと訪れるファンも多い。
JR北海道の宗谷線では12月中旬から3月中旬の毎日、旭川―南稚内間でDE15形ラッセル式ディーゼル機関車が走っている。日中に走行するため、「動いているラッセル車を確実に写真に撮れる」と人気だ。
JR東日本では、高性能除雪機械ENR−1000の配備が進み、除雪用機関車は信越線用に4両が残るのみ。このうち2両はロータリー式のDD14形で、同線の新井―妙高高原間で「特雪」(特殊排雪列車)としてシーズンに数回運転されている。ロータリー式除雪機関車が残るのは全国でもここだけとあって、「特雪」が運転される日は、沿線には多くのファンが訪れる。
青森県弘前市を中心として弘南線・大鰐線の二つの鉄道路線を運営する弘南鉄道では、昭和初期製造の元国鉄のキ100形ラッセル車が今も活躍する。さらにキ100形は除雪貨車のため、電気機関車に押されて運行するが、大鰐線のED221は昭和2年、弘南線のED333は大正12年製と共に筋金入りの古典機だ。ファンの人気も高く、撮影用のチャーター列車も運行されるようになった。
今の流行はハイブリッドにEVですか。
油臭くて力強いヂーゼル(ディーゼル)がカッコいい。