V12 + ISR
「ランボルギーニ、新開発V12+AMTを発表」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/car/newcar/TKY201012300078.html
伊ランボルギーニは、新開発のV12エンジンとそれに組み合わされる新しいトランスミッションを発表した。
新しいパワーユニットは、ムルシエラゴの後継モデルのために開発されたもの。同社のサンタアガタ・ボロネーゼ工場でつくられる排気量6.5リッターV12は、最高出力700ps/8250rpm、最大トルク70.4kg−m/5500rpmを発生。ショートストローク型ゆえの高回転まで勢いよく吹け上がるエンジン特性と軽量性、そして低排出物質を実現したと謳われる。
このV12は、独立した4基のスロットルバルブを備え、滑らかなトルクカーブと広い回転域にわたって強大なパワーを発生。エキゾーストシステムは排出物質を最小限に抑えると共に、官能的なランボルギーニらしいサウンドを発生するそうだ。
同じく新開発のトランスミッションは、”ランボルギーニISR”と呼ばれる、クラッチレスの自動変速MTだ。特徴は、ギアチェンジの早さに定評あるデュアルクラッチ・トランスミッションと比較しても約50%も短いシフトタイムに、マニュアルトランスミッションの軽量さとコンパクトさという利点を組み合わせたところ。単体重量はわずか79kgにおさまっているという。
1964年に誕生した350GTにはじまり、ミウラ、エスパーダ、カウンタック、ディアブロ、そしてムルシエラゴと続く、V12ランボルギーニ。新しいパワーユニットは、その次なるモデルの誕生を楽しみにさせる内容である。ニューモデルの生産開始は2011年初頭が予定されており、まもなくベールを脱ぐことになる。