「衝突回避支援コンセプト」
「時速60キロで走行中でも追突回避 日産、新技術を開発」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/car/news/TKY201007280646.html
日産自動車は28日、時速60キロで走行していても自動的にブレーキをかけるなどして、前方の車への追突を回避できる新技術を開発した、と発表した。こうした技術は富士重工業などがすでに実用化しているが、時速30キロまでの走行が対象だ。日産は数年以内の実用化を目指す。
車体の前部に搭載した高感度レーダーが、前を走る車との距離や速度差を常時監視。前方車が渋滞などで停止し、新技術搭載車が60キロで走っている場合は、約60メートル手前でアクセルペダルを自動的に押し戻して減速させるとともに、警告音と車内のパネルへの警告表示で運転手に速度を落とすよう促す。
運転手が警告に気づかずに速度を落とさなかったり、減速が間に合わなかったりした場合は、前方車の約5メートル手前で自動的に急ブレーキをかけて車を停止させる。路面やタイヤの状況にもよるが、時速約35キロであれば、約70センチ手前で止まるという。急ブレーキの際には、前部座席のシートベルトを自動的に巻き上げ、運転手と同乗者を保護する。
日産は「運転手が早期に衝突の危険性を認識し、安全な運転ができるよう支援をするのが第一の目的」としている。
『日産自動車、追突事故の回避を支援する新技術を発表』(日産自動車) http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2010/_STORY/100728-01-j.html