NAKAMOTO PERSONAL

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無念の惨敗生中継

「【W杯】北朝鮮で無念の惨敗生中継 呆然、虚脱感」(産経新聞)
 → http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100622/scr1006221011028-n1.htm

44年越しのポルトガルへの雪辱を期した北朝鮮だったが、結果は0−7の大敗。北朝鮮にとってポルトガルは、1966年のW杯で進撃をストップされた因縁の相手。この試合は北朝鮮国内で異例の生中継が行われ、国民がかたずをのんで見守ったが、“生”で伝えられたのは無残な結果だった。

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは、ポルトガル戦の試合を生中継。韓国の聯合ニュースなどが、その模様を詳しく報じた。

 北朝鮮が果敢に攻め込んだ前半途中までは、解説の体育科学研究所の教授も「ほぼ互角の戦い」と語り、先制されても「われわれのやり方を続けていれば得点できる」と反撃を期待したが、後半、ポルトガルに圧倒されはじめると「点を取り返そうとし、攻撃ラインと守備ラインの間が開いてしまった」と解説。

 点差が4点以上に広がると、虚脱感を隠すことができないまま、ポルトガルの追加点のシーンも特に解説をできず、呆然としていたという。

 また試合終了時の放送の様子は、「ホイッスルが鳴るとすぐに、北朝鮮のアナウンサーは『ポルトガル・チームは2回試合をして勝ち点4点になった』と述べ、急いで中継を終えた」と伝えられている。

 AP通信などが、自宅で生中継に見入る北朝鮮国民の様子を配信したが、特に興奮をあらわにすることもなく、かたずをのんで見守っていたという。一方、中朝国境の中国側都市、丹東の北朝鮮レストランでは、女性従業員らが観客を演じるかのようにプレーごとに大げさな表情と手ぶりで一喜一憂していた。