放於利而行、多怨。
机の前の日めくり論語。
10日。
利に放りて行えば怨み多し
子曰、放於利而行、多怨。
(子曰わく、利に放りて行えば怨多し)
── 里仁第四
世に怨み多きことごとしげけれど、利の怨みほどいみじきはなし
自分の利益ばかり考えて行動すれば、害を受ける者が出て、人から怨みを受けることになる。自分の利益になるものは、他人には不利益になることが多い。
『會津藩校日新館』 http://www.nisshinkan.jp/
古註に「己を利せんと欲すれば、必ず人を害す、故に怨み多し。」とある。(穂積重遠著『新訳論語』)
- 作者: 穂積重遠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1981/08
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (16件) を見る