保守の父
深慮、熟考、先見の明などが百年もかかって建設できる以上のものを、怒りと逆上ならば僅か半時間で引き倒す。
1797年7月9日 エドマンド・バーク 没
怒りや逆上、ルサンチマン(恨み・妬み)に任せた革命は歴史を分断し、国家を瓦解させる。
いまだにフランス革命を美化する風潮があることは由々しき問題である。
革命とは、過去の遺産、我々の祖先が何十年、何百年、何千年もかけて試行錯誤を繰り返し、積み上げ築き上げてきた歴史や文化を、一瞬にして破壊してしまう暴挙である。
そのフランス革命を当初から批判し続けたのが英国の哲人「保守の父」エドマンド・バークである。
- 王の権威による支配を解き放った時フランスは、野蛮で自堕落な風俗の跳梁を増加させ、また思い上がりで反宗教的な思想と行動の跳梁を増加させたのです。
- 普通は富と権力にまつわる疾病である筈のあらゆる不幸な腐敗を、すべての身分にわたって拡散させたのです。
- 法は覆され、法廷は瓦解し、産業は活力を失い、通商は途絶し、民衆は貧困化し、・・・市民と軍隊双方における無秩序がこの王国の基本法となりました。
- 結果は国家の破産でした。
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