「薨去」
「皇族に対し逝去は不敬!『薨去』(こうきょ)を使うべしと竹田恒泰氏が指摘」(秒刊SUNDAY)
→ http://www.yukawanet.com/archives/4689949.html
昨日亡くなられた「桂宮殿下」に対し各メディアが「逝去」「死去」などと報じたことに対し、明治天皇の玄孫で作家の「竹田恒泰」さんは「薨去(こうきょ)」というと指摘。正しく表記できていたのは産経新聞だという。皇族に対する言葉については「敬語」以上の配慮が求められる日本のしきたりに対し、難しい判断となる問題ではあるが、それをしっかり使い分けることが出来てこそ「メディア」としての仕事なのかもしれない。
竹田氏はツイッターにて「桂宮殿下薨去」と報じたのは、主要メディアでは産経新聞のみ。他社は「ご逝去」「逝去」、ひどいのでは「死去」。新聞こそ、このような使用頻度は低いが重要な言葉を使って、日本語を遺すことに積極的になるべきだ。」とメディアについて批判。確かにネットのニュースを確認すると産経新聞のみが「薨去」という言葉を利用している。ただし、「薨去」という言葉自体が認知されておらず使い方が難しすぎるのではないかという意見も。
―各メディアの表記について
さて改めて各メディアの報じた表記についてまとめてみた
毎日新聞 桂宮さま逝去:三笠宮さまの次男
読売新聞 天皇陛下のいとこ、桂宮さまがご逝去
日本経済新聞 天皇陛下のいとこ、桂宮さまが逝去
産経新聞 桂宮殿下 薨去 天皇陛下のいとこその他天皇に対しては「崩御」皇太子には「薨御」という言葉を使う。昭和天皇がなくなられた際には「崩御」という言葉がやはり多く使われていた。
崩御: 天皇
薨御: 皇太子
薨去: 皇族の内の皇太子妃や親王・親王妃や内親王、或いは、位階が三位(正三位・従三位)以上の者
卒去: 皇族の内の王や女王、或いは、位階が四位(正四位・従四位)・五位(正五位・従五位)以上の者
『崩御 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%A9%E5%BE%A1