『忘己利他』
「忘己利他」(もうこりた)、という言葉があります。
己を忘れて他を利すると書きます。
自分の幸せの事は置いておいて他人を幸せにするために努力しなさい、という言葉です。
良いことは他人にあげて、嫌なことは自分が引き受けて、そして己を忘れ他を利する。
そういう言葉があるんです。
若い子達がなぜ生まれて来たか分からない、なんてよく言うんです。
そんなとき、あなた以外の誰かを幸せにするために。あなたが存在するため誰かが幸せになる。
そのためにこの世に送り出されてきたのよ、と説明しています。
── 瀬戸内寂聴(『逆境を乗り越えたあの人の 魂の言葉2013』)
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王子さまにも曰く、
あの男は、王さまからも、うぬぼれ男からも、呑み助からも、実業屋からも、けいべつされそうだ。でも、ぼくにはこっけいに見えないひとといったら、あのひときりだ。それも、あのひとが、じぶんのことでなく、ほかのひとのことを考えているからだろう。
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