NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

『東大生はバカばかり!』

備忘録。


11月3日のフジテレビ『全力教室 ──「東大生はバカばかり!」茂木健一郎 vs 現役東大生』より、茂木さんのことば。

QSの世界大学ランキング
1位 MITマサチューセッツ工科大学(アメリカ)
2位 ハーバード大学(アメリカ)
3位 ケンブリッジ大学(イギリス)
──
32位 東京大学
33位 京都大学
55位 大阪大学
66位 東京工業大学
75位 東北大学
99位 名古屋大学
(日本からのトップ100位入りは6校のみ)


「おそらく君たちの頭の中に無意識に『東大は一番良い大学である。何故か?点数とか偏差値っていう客観的な指標で一番できる人が入っている』っていう無意識の前提がある」
「けれど、ハーバードは(アメリカやイギリスの大学は)主観で選ぶ」
「入試のくだらねぇ模試の勉強するのが努力なの?人間って尖り方って全然別じゃない。伸びる方向って違うじゃない。何でそれをひとつのペーパーテストで測れるんだよ!」
「大学が最大の付加価値を生み出すには色んな個性を持った人が同じキャンパスにいて、それぞれが好き勝手な方向に個性を伸ばす。それでコミュニティーを作らないといけないと、ぼくは信じている」

「日本の大学は偏差値以外、何の個性もない」
「何で18の時まであんなくだらねぇ、『東大の問題は良問だ』とかぬかしやがるけど、何であんな事を18歳まで勉強しなくちゃいけねぇんだよ。ふざけるなと言いたい!」
「俺は東京大学にとって単なる数字(偏差値)だったんだよ。」
「何で高校の時にやりたい事がみつからないような日本なんだろう」
「高校の時から本当は青天井で何やっても良いって言うんだったら意識全然違ったんじゃないの?」


──


新しい事を生む力とは「イノベーション」である。

イノベーションの大事なファクターとして、「セレンディピティ」(偶然の幸運)がある。

セレンディピティを起こす3つのA。

Action(行動)→ 行動しないと何も生まれない。
Awareness( 気づき)→ 何か生まれた時に気づかないと何も始まらない。
Acceptance(受容)→ 気づいた時にそれを受け入れる。
行動・気づき・需要という3つのサイクルを回す事が重要である。

イノベーションとは「勇気」と「ひらめき」である。


今の自分を肯定するプライドではなく、自分は変われるんだというプライドを持って人生に望んで欲しい。
プライドは自分を守るものではない。
変わるためにこそプライドがある。


茂木健一郎 : 現役東大生相手に『東大生はバカばかり!』」(MANTANWEB)
 → http://mantan-web.jp/2013/11/03/20131102dog00m200019000c.html

 脳科学者の茂木健一郎さんが3日午後9時からフジテレビ系で放送されるバラエティー番組「全力教室」に出演し、現役東大生相手に「勉強しかできないバカにならない方法」というテーマで授業を行う。茂木さんは「彼らが持っているプライドを、ズタズタに壊したい!」と意気込み、「東大生はバカばかり!」と東大生をあおりながら厳しい言葉で熱血授業を展開。東大生もそれに反論し、白熱の討論が繰り広げられる。

 茂木さんは「彼らは頭もよいでしょうし、頑張り屋なんでしょう」と認めながらも、「残念ながら“東大のガラパゴス化”などと言われてしまう現在において東大はこのままでいいのか?という危機感をもってほしい」と思いを打ち明け、「僕がボロボロに負けてしまうかもしれないので、プロレスの試合を見るような気持ちでご覧いただきたい」とコメントしている。

 番組にはコメンテーターとして東大出身の草野仁さん、高田万由子さん、菊川怜さん、八田亜矢子さんも出演。茂木さんと、授業について議論を交わす。

 「全力教室」は、MCを加藤浩次さんと高島彩さんが務め、芸能界やスポーツ界、音楽界など、さまざまな分野の第一線で活躍する人を講師に招き授業を展開する番組。毎週日曜午後9時に放送。

考える脳 偶然を幸福に変えるヒント150

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