(1/2)mv²
クルマは(1/2)mv2で動いている。
僕のレースの師、理論派ドライバーとして知られる中谷明彦氏の言葉である。
(お互い若かった...)
クルマは物理法則に従って動いているのであって、その動きは(もちろん根性でも気合いでもなく)全て物理法則で説明できる。
運動エネルギーは、質量(m) と速さ(v)の2乗に比例するのである。
クルマが如何に進歩しようとも、ドライバーが年齢を重ねようとも、物理法則が覆らない限り、その法則は変わらない。
中谷明彦氏、5年振りの復活レースで優勝。
「【ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ】アジアシリーズ 第3戦、中谷明彦、ランボ使いの頂点に」(Response.)
→ http://response.jp/article/2013/08/11/204133.html
中谷明彦がウィナーズ・サークルに帰ってきた。
8月10日、韓国・ソウル郊外のインジェ・スピーディウムで開催されたランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ、ラウンド3・第1レース。
優勝したのはかつて全日本F3チャンピオンに輝き、F3000でも優勝を記録した名ドライバー、あの中谷明彦だった。スーパートロフェオの今季開幕ラウンド・上海で中谷は実に5年振りのレース復帰を果たしている。ブランクもさることながら、55歳になった彼がその週末に残したリザルトは第1レース3位、第2レース2位という見事なものだった。
それでも優勝を渇望する中谷は韓国で再びランボルギーニ・ガヤルドのコクピットにおさまった。
予選を2位で通過しながらも「あのスタートはみんなフライングじゃないかなぁ?1コーナーまでに2台に抜かれてしまった」(中谷)という厳しいオープニングからの追い上げとなった。トップに立ってからも「危なかったんだ。周回遅れにぶつけられてスピンした。5秒はロスしたかな? さっきそのドライバーが謝りに来たよ。同一ラップのマシンと勘違いして無理したみたい」(中谷)と、薄氷を踏む思いの勝利を語った。
尚、混走で行われたBクラスは日本でも高い人気を誇る韓流スター、リュ・シウォンが勝利を飾った。
ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオはランボルギーニ・ガヤルドによる世界最速のワンメイクレースだ。昨年から始まったアジア・シリーズは今年も9月20~22日に富士スピードウェイへとやって来る。
「【ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ】勝利のポイントはタイヤマネジメント…中谷明彦選手」(Response.)
→ http://response.jp/article/2013/08/15/204356.html