NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

『最後の晩餐』

「『最後の晩餐』 理想と現実 「歯とハグキが健康なら…」 最後に食べたいのは「厚切りのステーキ」だった!」(サンスター)
 → http://jp.sunstar.com/company/press/2013/0514.html

サンスター株式会社(本社:大阪府高槻市、代表取締役 吉岡貴司)は、「歯と口の健康週間」(6月4日~6月10日)を迎えるにあたり、60歳以上の男女312人を対象に、歯とハグキの健康が食生活に与える影響に関する調査を実施しました。


調査の結果、人生最後の食事として食べたい食事は、「現状の歯とハグキ」で選ぶなら『まぐろのにぎり寿司』が第1位になりました。「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻った場合」に何を選ぶかを聞いたところ、歯ごたえのある『厚切りのステーキ』が『まぐろのにぎり寿司』を抜いて最も多くなり、第1位になりました。
本調査では、歯周病の症状が多い人のおよそ6割が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものを遠慮する」、さらに「歯とハグキが健康ならもっと食べたいものを自由に食べられると思う」と回答しており、歯やハグキの健康状態で食べたいものが左右されている現状が浮き彫りになりました。
この結果について、一般財団法人 サンスター財団附属千里歯科診療所の副所長・管理歯科医師の鈴木秀典先生は、「歯周病の症状があると、“硬くて噛み切れないのでは”、“歯と歯の間に詰まってしまって取れないのでは”などと考えて、食べるものを選ばざるを得ないこともあります」と解説。「現状の歯とハグキでは躊躇する人もいた『厚切りのステーキ』が、歯とハグキが健康になったら食べたい食事として挙がったのは象徴的だと言えるでしょう。歯周病は『食事をする』という生活の一場面にも影響を及ぼすのです」と話しています。


調査結果はこちら
PDF(2MB)

「虫歯予防にはチーズが効果的!歯のエナメル質を守る働きがあることが判明:米研究」(IRORIO)
 → http://irorio.jp/sayakando/20130607/62615/


in my case.


一杯のコーヒー。


インスタントで十分。

それでおしまい。


 宗教は往々人を酩酊させ官能と理性を麻痺させる点で酒に似ている。そうして、コーヒーの効果は官能を鋭敏にし洞察と認識を透明にする点でいくらか哲学に似ているとも考えられる。酒や宗教で人を殺すものは多いがコーヒーや哲学に酔うて犯罪をあえてするものはまれである。前者は信仰的主観的であるが、後者は懐疑的客観的だからかもしれない。
 芸術という料理の美味も時に人を酔わす、その酔わせる成分には前記の酒もあり、ニコチン、アトロピン、コカイン、モルフィンいろいろのものがあるようである。この成分によって芸術の分類ができるかもしれない。コカイン芸術やモルフィン文学があまりに多きを悲しむ次第である。
 コーヒー漫筆がついついコーヒー哲学序説のようなものになってしまった。これも今しがた飲んだ一杯のコーヒーの酔いの効果であるかもしれない。

── 寺田寅彦(『コーヒー哲学序説』)


欲を言えば、もう一杯。