NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

今日は修理屋さん。

成り行き上、今日は修理屋さん。


だから、ぼくはメカニックじゃなくってドライバーだってば


症状と原因:冷却水漏れからのオーバーヒート。



冷却水の循環は2系統あるようで、エンジン冷却のラジエターと暖房用のブロアモーターへのと。



ブロアに行くホースが破けているのが判明。
ブロア側を閉塞してのバイパス手術も考えたけれど、余計に手間がかかりそうなので、この際、全取っ替えだ。



狭いキャビンの中でシートを外すのが中々めんどい.....。



ブロア発見。



ホースを新しいものと付け替えて、ハーネスの隙間をカテーテルの如く通して行き、だんだん楽しくなって来たところで日が暮れて、後は明日。


やっぱりメカニックになるかね。

 このオートバイメンテナンスが、いかに完璧な理性的手順を踏んで行われるかを、誰もが理解しているわけではない。ほとんどの人は、これをある種の「こつ」であるとか、「機械好き」でやっていると思っている。確かにそれでいいのだが、「こつ」というのは大半が理性の作用に関係しているのだ。トラブルが生ずるほとんどの原因は、昔の無線技師が言った「端子間の短絡」にあり、頭を正しく使わないために起きる故障なのである。オートバイの持つあらゆる機能は、例外なく理性の法則に従っている。だからメンテナンス法の研究は、とりもなおさず合理性そのものの研究の縮図となるわけである。

──  ロバート M.パーシグ(『禅とオートバイ修理技術』


禅とオートバイ修理技術―価値の探求 (シリーズ精神とランドスケープ)

禅とオートバイ修理技術―価値の探求 (シリーズ精神とランドスケープ)