グリーゼ581g
「地球に最も似た惑星を発見 生命存在の可能性も」(CNN.co.jp)
→ http://www.cnn.co.jp/world/30000385.html
米カリフォルニア大学と米カーネギー研究所の研究チームが、地球から20光年離れたところに地球と最も似た環境を持つと考えられる惑星を発見したと発表した。生命の存在に必要な基本条件が備わっているという。
銀河系ではこれまでに数百の太陽系外惑星が発見されているが、生命存在の可能性があると考えられるのはこの惑星が初めてだ。
スティーブン・ボーグト同大教授は「この惑星に生命の存在する可能性は100%だ」「ほとんど疑いはない」と語る。
この惑星は「グリーゼ581」という恒星の周りを公転する惑星の1つで「グリーゼ581g」と呼ばれる。公転周期は37日。大きさは地球の3倍ほどだが、大気や重力の条件は地球に近いという。常に片側だけが恒星に面しているため昼夜の区別はなく、恒星に面した側は高温になるが、逆側は暗くて温度が低い。
グリニッジ天文台のエリザベス・カニングハム博士は、生命発見の第一条件となる水が存在するには適した環境だと述べる。
グリーゼ581gの近くには別の惑星も発見されているが、表面に岩石のある581gと異なり、いずれも主成分がガスで生命が存在できる環境ではないという。
今回の発見は、恒星グリーゼ581を11年間観測し続けている、ハワイにあるケック望遠鏡によるもの。カニングハム博士は、「こんなに早く見つかって驚いている」「非常に幸運だったとも言えるが、同様の惑星が比較的多く存在する可能性もある」と話した。
グリーゼ581gは光速の宇宙船でも20年かかる距離にあるため、人類がこの惑星に到達することは当分なさそうだ。
「地球に最も似た惑星発見 NASA『生命の可能性』 11年間観測で結論」(産経新聞)
→ http://sankei.jp.msn.com/science/science/100930/scn1009301633011-n1.htm
「地球に最も似た惑星 生命存在の可能性も 米研究チーム」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/science/update/0930/TKY201009300367.html
「第2の地球?20光年先に最も似た惑星」(読売新聞)
→ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100930-OYT1T00459.htm?from=navlp
「生物住める可能性ある新惑星」(NHKニュース)
→ http://www.nhk.or.jp/news/html/20100930/t10014309851000.html