NAKAMOTO PERSONAL

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イエティ騒動

「イエティ(雪男)の目撃が相次ぎ、ポーランドの山岳警備隊、山狩り開始」(世界の三面記事・オモロイド)
 → http://omoroid.blog103.fc2.com/

[ポーランド発] ポーランドの山中にイエティ(雪男)が出没、ツーリストたちを怖がらせているというので、山岳警備隊が山狩りを始めたという、ちょっと異色のニュースを大衆紙『Super Express』オンライン版が伝えている。

この騒ぎの舞台となっているのは同国南部の国境沿いに広がるタトラ山脈。しかも、この地域では数世紀前の昔からイエティにまつわる伝説が語り継がれているという。8月に入り、3件もの目撃情報が寄せられ、同地域は不況も吹っ飛びそうなイエティ騒動のまっただ中のようだ。以下は目撃談の詳細。


目撃談(1)

最初にイエティを目撃したと名乗り出たのは、ワルシャワ在住のピョートル・コワルスキーさん(27)。友人と2人連れで、カスプロヴィー・ヴィエルフ(標高1,987m)の山頂を目指して歩いていた時のことだったという。途中、山の斜面に一頭のマウンテンゴートを見かけ、彼がビデオカメラを回していると、突然「奇怪な毛むくじゃらの生き物」が岩陰から飛び出てきたそうだ。しかし、それは数メートル歩いた後、再び岩陰に姿をくらましてしまった。コワルスキーさんは「まるで、落雷に打たれたような衝撃」を受けながらも、なんとかその生き物をビデオに収めることに成功。下に貼った動画がそれである。

画面のブレが激しく見にくいのだが、確かに全身を毛に覆われた生き物が二本足で歩行している。

これを見て、筆者はぬいぐるみを着た人間の可能性もあると思ったのだが、コワルスキーさんは「これまで、山の猿人の話を信じたことはなかったんですが、今は信じます」と言い、本物のイエティだと確信しているようである。

彼が撮ったフィルムは、ワルシャワに本拠を置く超常現象の調査機関「ノーチラス財団」が検証中とのこと。



目撃談(2)

この目撃談は、ワルシャワの観光案内所が去る8月25日『Super Express』にタレ込んだもの。目撃者である男性ツーリストは震え声で観光案内所の職員らに語ったといわれ、それによると、彼は妻と幼い子供2人を連れて下山する途中で、二本足で歩く毛深い生き物と遭遇したそうだ。一家は恐怖のあまり、その日のうちに山麓にある避暑地ザコパネまで下りてきたという。山岳警備隊がただちに目撃現場に向かったが、何も発見できなかったそうだ。



目撃談(3)

そして、得体の知れない生き物は山道だけではなく、8月12日、谷側でも若いカップルにその姿を目撃されていた。ワルシャワ在住の女子大生、ジャスティナ・フォルガーさん(19)は、その日、ボーイフレンドのタデウシュ・セラフィノスキーさん(20)と共にビャウツェ川の岸辺でキャンプをしていたそうだ。川の対岸に何かがいることに気付いたのは、カメラを構えるボーイフレンドの前で、ビキニ姿の彼女がひと泳ぎしようと川の浅瀬に入り込んだ時だった。

「最初は熊だと思ったんですよ。かがんでいるように見えたので。でも、その後、体を起したかと思うと二本足で立って逃げてったんです。信じられませんでした」とフォルガーさんはその時の模様を語る。

このカップルが撮ったビデオにも、イエティらしきものが写り込んでいた。フォルガーさんの悲鳴に驚き、逃げ出した時の姿が捉えられているが、茶色っぽい毛に覆われ二本足で直立しているのがわかる。

これら複数のイエティ目撃の報告を受けた山岳警備隊は、現在、厳戒態勢に入っており、謎の獣の行方を追っているという。

一方、一般大衆は目撃談と証拠ビデオに沸き立ち、伝説のイエティを一目見ようとタトラ山脈に大勢押しかけているそうだ。おかげで、ポーランド南部の都市クラクフから山麓に向かう道路には長い車の行列ができているとか。さらに、『Super Express』はイエティの存在を示す確かな証拠を掴んだ者には懸賞金10万ズウォティ(約300万円)を出すとまで言っており、騒ぎはますます拡大しそうである。


『イエティ - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%86%E3%82%A3