一日一言
十一月二十九日 良知の道
西暦一五二二年の今日、支那(中国)の王陽明(明の大儒。陽明学の元祖)が死んだ。王陽明は、人が生まれながらに持っている良知の道を説いている。親も子も、夫も妻も去って、ただひとり自分の心と交わることは、時間も金もいらなくて、得ることが多い楽しみであるという。毎日五分間あれば、自分の罪を責め、自分を改心させ、自分の心をととのえ、自分を慎むことが充分にできると。
独(ひとり)すむこころの月を詠(なが)むれば
世の浮雲は目にもかからず身の科(とが)を己がこころに知られては
罪の報を如何でのがれん
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