社長の金言
テレビ東京の『カンブリア宮殿』より。
→ http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/070730.html
京セラ 稲盛和夫名誉会長
経営者に向いている人の資質みたいなものは本来あるんでしょうか?
やはり経営者になるというのは、その人の欲望とか野望だけを達成することを目的としている方が経営者になった場合には、そこにおる社員は被害者になると思うんですね。
ですから、経営者になりたいって思う人は、まず自分の自己犠牲を払ってでもそこにおる社員、お客さん、あらゆるものを大事にしてあげようと思わなきゃならない。
だから、自己犠牲をいとわない、そういう人間性を持った人でなければ経営者になってはいけない、とそう思います。
しかしみんながそういう訳じゃありません。自分だけ良ければいいという経営者も非常に多い訳ですけれども.....。
何事も経験せずに、分かる訳ないんですよ。知らない世界なのに、自分に合ってる合ってないって言う事自体が自分の可能性を狭めているという風に思わないと、だからよく私は若い人に言うんですが、
20代は何でもやれ、何でも吸収しろ。30代は自分の人生の方向を決めろ。40代は成し遂げろ。こういう感覚でいて欲しいと思いますけれどね。
ソニー 出井伸之最高顧問
自分の価値というのは会社の名前に依存し過ぎている場合が多いんで、それを離れてもそこを離れてもあなた自身の市場価値がありますか。
何とか電機の何とかです。って名刺出すのか、私は何をやってる何とかです。って言い切れるかどっちか。
樹研工業 松浦元男社長
私はうちの社員にも自分の子供、近所の高校生なんかにも言うんですけれども、人生の目的を間違えちゃいかんよ。時々間違えるんです。
だから私はお金持ちになることを考えてはいけません。目的じゃないです。有名になることを考えてはいけません。偉くなろうと思ってはいけません。
この3つは実は人生の結果であって、これを目的にすると、とんでもないことになりますよ。
そうするとね、とんでもないことってどんなことですか。って言う。
友達がいなくなりますよ。自分の周りから人が去りますよ。
一生懸命やった結果お金持ちになったらラッキー、でしょ。金持ちになることを目的にするとね、やっぱり周りから人が離れていきます。