後門壁障壁画

「極楽浄土イメージした御影堂の障壁画、東本願寺が初公開」（読売新聞）
　→　http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070723i515.htm

　東本願寺（真宗大谷派本山、京都市下京区）は２３日、「２１世紀の大修復」が進む御影堂（ごえいどう）で、「後門壁（ごうもんへき）障壁画」を初公開した。

　１８９５年の御影堂再建時に、京都の日本画家・原在泉（１８４９〜１９１６）が制作。縦３メートル、横５メートル。黒い漆塗りの下地に岩絵の具と膠（にかわ）を用い、鳳凰（ほうおう）の左右にクジャクと唐獅子を配して、極楽浄土を表している。

　普段は、宗祖親鸞の木像を安置する厨子（ずし）の背後にあり、見ることができないが、修復にあたって披露した。今後、汚れ落としや、絵の具のはく落止めなどを行い、２００８年１０月に完成する。同寺は「制作当時の状態に近づけ、後世に伝えたい」としている。