ニーチェは見抜いていた(1)
注文してあった本が届いていた。
ニーチェは見抜いていた ユダヤ・キリスト教「世界支配」のカラクリ
- 作者: ベンジャミンフルフォード,適菜収,Benjamin Fulford
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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ニーチェが批判したのはユダヤ人ではなく、「ユダヤ的価値転換」です。これは、強者や優秀な人間を権力の座から引きずり下ろすたのめの価値転倒でした。強者に対するルサンチマンをもとに、唯一の神、理性、平等といった価値を捏造し、世界をひっくり返した。そこでは心を病んだもの、卑怯な心性の持ち主こそが、善であり、道徳を守護するものとされました。
ニーチェはこれをデカダンスと呼びます。プラトンからキリスト教、西洋哲学までを貫くのは、、神の国、イデア、真理、彼岸、理性、物自体、悟性、といった超越的なものに支えられた価値でした。民主主義や社会主義もすべてそこに起源を持つ。ニーチェはそのイデオロギー性を明らかにしたわけです。