自然界最強
「接着剤:自然界最強、細菌で市販品の倍以上」(毎日新聞)
→ http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060414k0000e030020000c.html
水道管の内側など水が多い場所にくっついて生息する細菌の一種が、市販の「強力」接着剤の2倍以上の接着力を発揮できることを、米インディアナ大などのチームが13日までに実験で確かめた。自然界最強の記録だという。
水に強く、人体への毒性も確認されていないため、接着成分だけを大量生産できれば、外科手術などの用途に理想的。しかし「機械にくっつかせず製造できるかどうかが問題になりそうだ」という。
「カウロバクター・クレセンタス」という細菌で、尾のように伸びた付着器官の先端を使い、水道管内部や川の中の岩など、水が豊富な場所の平面にくっつく。器官先端にある糖の分子に秘密がありそうだが、接着の仕組みは完全には解明されていない。
ガラス棒にくっつけた細菌を引っ張って接着力を調べたところ1平方ミリ当たり70ニュートン。これは2.5センチ四方に約5トンの重さがかかる力に相当し、市販の強力接着剤より2.5〜3.8倍強かった。(共同)
“「機械にくっつかせず製造できるかどうかが問題になりそうだ」”
大きな問題だ。