武士道(2)
昨日の『産経抄』より。
→ http://www.sankei.co.jp/news/060104/morning/column.htm
▼藤原さんは、日本が国家の品格を取り戻すために何より必要なのは「武士道精神」だと主張する。そういえば、かつて「わき差しを持たぬ町人(日本)は、武士(米国)のまくら元を忍び足で歩け」という「町人国家論」が持論だったエコノミスト、故天谷直弘さんもまた、冷戦の終了を見届けると今度は「侍国家たるべき時がきた」と訴えたものだ。
▼きのうの本紙の対談記事でも、作家の伊集院静さんが「日本人の基盤」である品性に触れて、その定義を「目の前にあるものを取りに行かないこと」と語っている。これも福沢諭吉のいう「やせ我慢の精神」につながる武士道のひとつだろう。
http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20051026
http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20041212
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