新刊を数冊

仕事帰りに新刊を数冊。

【新装版】山本七平の旧約聖書物語 〈上〉

　旧約聖書のもつ不思議な力に迫る為、イスラエル史枠組みの中で、「彼らが何を信じ」・「どのように行動し」・ 「どのように思想を形成し」・「いかなる歴史的試練に耐えてきたか」を、歴史の順序に従いつつ摘記した。聖書は、人間がいかに「聖なる者」でないかを証明している。

【新装版】山本七平の日本の歴史 〈上〉

　日本人論はこれまで盛大に論じつくされてきた。しかし、あらゆる角度から念慮に基づいて、最も広角の鏡面を用いつつ、情と理の均衡を保つ綜合的な視座を独力で構築したのが山本七平である。山本流日本人学の「真髄」は、ここにある。

GHQ焚書図書開封〈4〉「国体」論と現代 (徳間文庫カレッジ)

　戦前と戦後はひとつながりの歴史であって、決して切り離すことなどできない。GHQ焚書に呪縛された戦後的価値観から脱却し、いまこそ歴史の連続性を取り戻せ。戦前の「国体」論は、戦後の「日本人」論に直結する思想問題だった。「焚書図書」が炙り出す昭和十年代の言論戦。好評シリーズ第4弾。