NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

日本は落ちぶれていない!

「『日本は落ちぶれていない! 日本にはこんなにたくさん “世界一” がある』と海外専門家が指摘して話題」(ロケットニュース24)
 → http://rocketnews24.com/2013/06/11/338838/

アメリカに次ぐ経済大国として世界に知られていた日本。だが、バブル崩壊後、経済は停滞し、2012年にはGDP世界2位から陥落。その座を中国に奪われてしまった。その中国といえば未曾有の経済発展を遂げ、まだまだ勢いがある。

中国の台頭は事実。だが、本当に日本は落ち目なのだろうか? その疑問に中国の外交問題専門家の王衝氏が言及し話題となっている。王氏は自身のブログで日本が落ち目ではない証拠として、日本が有する「世界一タイトル」や「中国より優れている点」を挙げた。主なものは以下のとおりだ。


・王衝氏が挙げる「日本の “世界一”」リスト
【エネルギー / 鉄鋼産業】
・1000グラムの石油が生み出す価値が、日本は10.5ドルと世界一(中国の7~10倍)
・鉄鋼業の生産量は3位だが高品質鋼材の生産量は世界一、鋼材の輸出量も世界一


【科学技術】
・科学競争力はアメリカについで2位
・科学研究開発費もアメリカについで2位。日本の研究開発費はドイツ・イギリス・フランスの3カ国の合計より多い


【教育方面】
・初等教育(小学校)の入学率は100%
中等教育(中学・高校)の入学率は99.5%


【ソフトパワー】
・米国『TIME』誌が行った「イメージのいい国ランキング」で1位を獲得
・国土に占める森林の面積を現した「森林率64%」と世界有数である(中国は18%)
・男女平均寿命も世界一
・2004年度の「政治のクリーンさ報告」でもトップ30にランクイン
・所得分配の公平さもトップレベル


以上である。


・日本の発展のポイントは国民の教育
王氏は、日本経済と社会の水準の高さの秘密は教育であると言及。日本の大学教育は世界トップレベルとは言えないが、基礎教育をしっかりと行うことで、国民全体の教養レベルが底上げされていることがポイントだと指摘している。


・日本は決して落ち目ではない 
また、「日本のメディアは中国の経済発展の凄まじさを大きく報じ、日本経済の衰退を激しく嘆いている。(中略)日本人は慎重なのでこう言っているが、何と言っても “腐っても鯛”、これらの実績は日本が決して落ち目ではないことの証明である」とブログで述べている。


王氏はデータの出典については言及しておらず、上記の数字は最新のものとは少し異なるかもしれない。とにかく「日本経済は言われているほど落ちぶれていない」と強調したかったようだ。他者は自分の鏡であるともいう。そういった点でも興味深い分析なのではないだろうか?

『王衝氏ブログ』 http://chonglingw.blog.sohu.com/266345595.html



夏が来た!

「北海道、一気に真夏 上富良野32.4度 7月並みに気温上昇」(北海道新聞
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/472879.html
「『嵐』の新聖地? 『5本の松』CM人気 北海道上富良野、美瑛」(北海道新聞
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/473003.html

 春があって夏があって、秋があって、日本はよい国である。自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
 日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
 よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
 もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。

── 松下幸之助『日本よい国』