(1/2)mv²=(5:5)
クルマは(1/2)mv²で動いている。
僕のレースの師、理論派ドライバーとして知られる中谷明彦氏の言葉である。
クルマは物理法則に従って動いているのであって、その動きは(もちろん根性でも気合いでもなく)全て物理法則で説明できる。
運動エネルギーは、質量(m) と速さ(v)の2乗に比例するのである。
そして、その中谷氏の主催するドライビング理論研究会『中谷塾』、一期生で同期だったのが佐藤琢磨氏である。
当時、僕はイタリアでフォーミュラ・フォードに参戦し、欧州での活動を模索、彼はまだ学生でカートと自転車、鈴鹿のレーシングスクールに通う好青年だった。
その彼が日本人初の快挙。
「佐藤琢磨が日本人初V インディカー第3戦」(産経新聞)
→ http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130422/oth13042208440000-n1.htm
「佐藤琢磨『夢のようだった』 完璧な走りでV」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/sports/update/0422/JJT201304220003.html
中谷塾時代の卒業色紙に彼からのメッセージが残っている。
F3時代の年賀状もどこかにあったけれど、今は探さない。
『中谷明彦&中谷塾オフィシャルサイト』 http://www.mirage.co.jp/nakaya/
“誇り”と“嫉妬”が5:5だ
これじゃまるで
今日の天気じゃねーか
晴れりゃいいのに
空も俺も
── 南波六太(『宇宙兄弟 心のノート』)
おめでとう。