NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

3月14日の釜石市

「3月14日に長時間撮影された被災後の釜石市のようす / 変わり果てた景色に絶句」(Pouch)
 → http://youpouch.com/2011/12/26/48742/

 被災した方も、被災していない方も、それぞれに思いがある3月11日の東日本大震災。テレビやYouTubeでは様々な映像がアップされていますが、まだあまり知られていない、貴重な映像もたくさん存在します。

 今回ご紹介するのは、3.11東日本大震災の3日後である3月14日に撮影された貴重な映像。その名も「diary of tsunami14th march 2011 Kamaishi city釜石市3月14日finding my missing relative」です。

 約40分にわたる長い長い動画には、被災後の釜石市の壮絶な光景が克明に映しだされています。動画の説明によると、撮影者は行方不明になった親戚を探すために、被災後の街に出発。変わり果てた街、救助にやってきた自衛隊のヘリコプター、そして避難所……被災者でしか撮影することのできない現実が、そこにはありました。

 くたくたに疲れ果てた釜石市の人々ですが、途中、「こんにちは」と声をかけあうシーンが撮影されています。2011年を表す漢字は「絆」。人と人との絆。人と人との助け合い、そして「こんにちは」と声をかけ合う心。人と人との関係を、忘れないようにしたいものです。