NAKAMOTO PERSONAL

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”Audi Quattro”

nakamoto_h2010-02-06

アウディTT RSクーペ、直5ターボエンジン+クワトロの伝統が復活」(日経トレンディネット)
 → http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20100202/1030933/

 アウディ ジャパンは2010年2月2日、プレミアムコンパクト・スポーツカー「TT」シリーズのトップモデル、新型アウディ「TT RSクーペ」を発売した。アウディらしく、高い動力性能と環境性能を両立したのが特徴で、車両本体価格は835万円。

 TT RSクーペは、このモデルのために新開発した2.5L直列5気筒ターボエンジンを搭載。駆動系はアウディが「クワトロ」と呼ぶフルタイム4WDシステムだ。この5気筒ターボエンジン+クワトロの組み合わせは、1980年に量産乗用車として初めてフルタイム4WDを搭載した画期的なモデル、「アウディ クワトロ」と同じ。TT RSクーペの日本発売は、ちょうどクワトロの記念すべき30周年になった。

 新開発の2.5L TFSIエンジンは、ガソリン直噴システムとインタークーラー付きターボを搭載し、最高出力250kW(340PS)/ 5400〜6500rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1600〜5300rpmを発揮する。トランスミッションは6速MTで、右・左ハンドル仕様が選べる。

 また、下位モデルの特別仕様車「TTクーペ 2.0TFSIリミテッド」を全国150台限定で2月2日に発売した。スポーティーな外装パーツ「S-line」エクステリアや10スポークデザインの専用アルミホイール、本革シートなどを装備。車両本体価格は469万円で、標準モデル「TTクーペ 2.0TFSI」の444万円より25万円高い。

 TT RSクーペのフルタイム4WDシステムは、「A3/S3スポーツバック」のクワトロモデルと同じ横置きエンジンタイプ。前後のトルク配分には、リアデフ直前に搭載した電子制御油圧多板クラッチの「ハルデックスカップリング」を使用する。前輪には常に駆動力を加え、後輪の駆動力は油圧制御で無段階に調整する仕組みだ。

 ハルデックスカップリングは電動ロータリーピストンポンプを装備し、例えば前輪が空転を始めると、ポンプで瞬時に油圧を高めてクラッチの圧着力を高め、後輪に配分する駆動力を大きくする。乾いた路面の高速巡航などでは後輪へのトルク配分を最小限に抑えて燃費を改善し、発進や加速時には即座に後輪へのトルク配分を最大限に増やすなど、1000分の数秒単位で前後の駆動力をコントロールする。

 強力なエンジンとフルタイム4WDの組み合わせで、0〜100km/h加速4.6秒、最高速度250km/h(リミッター作動)と高い動力性能を発揮。そして10-15モード燃費は10.6km/Lと、このクラスとしては高い環境性能を両立させた。

 ボディーは、アルミニウムとスチールを組み合わせた「ASF(アウディスペースフレーム)」テクノロジーを採用。車体前部やルーフ、ボディーサイドパネルにアルミを使い、重量比でアルミが占める割合は全体の69%。ボディー重量は206kgで、全体をスチールで製作した場合に比べ約半分の軽量化を達成。ボディーサイズは全長4200×全幅1840×全高1380mm、車両重量は1500kgだ。

 サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアが左右独立の4リンク方式。リアは新開発のショックアブソーバーと別置きのコイルスプリングを採用、従来のTTシリーズよりも車高を10mm低く設定している。さらに、磁力でショックアブソーバーの減衰力を調整する「アウディマグネティックライド」をオプション設定(価格20万円)、1000分の数秒単位で減衰特性をコントロールできる。

 フロントマスクは、バンパー下部のデザインを変更。シングルフレームグリルを、ヘッドライトとバンパー左右のエアインテークがX字状に取り囲む、最新のアウディ共通デザインになった。リアは通常モデルが電動格納式リアスポイラーを装備するのに対し、TT RSクーペは固定式の大型スポイラーを装備。バンパー下は空気を整流するディフューザー状に成型されている。

 内装色はブラックで、前席は本革シルクナッパのシートヒーター付きスポーツシートを装備。2人掛けの後席は大人が座るにはきつく、子供用か手荷物置き場と考えた方が良い。後席シートバックは可倒式で、ラゲッジスペースは後席使用時で290L、倒すと700L。スポーツ用自転車の前輪を外して2台積み込める広さがある。

 アウディが想定する競合モデルは同じドイツ製のプレミアムスポーツ、ポルシェ「ケイマンS」やメルセデス・ベンツ「SLKクラス」など。排気量が大きいライバルを上回る加速性能と低燃費、コンパクトで使い勝手がいいハッチバックボディーなどを、優位点としてアピールする。日本市場での販売目標は、2010年内に100台だ。

「5気筒エンジン復活「アウディTT RSクーペ」日本上陸」(webCG
 → http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000022488.html
「【アウディ TT RS 日本発表】5気筒スポーツ、ふたたび」(Response.jp)
 → http://response.jp/article/2010/02/02/135725.html


伝説の5気筒ターボ、クアトロ復活!
欲しい...。


『New Audi TT RS Coupé』(Audi Japan ) http://www.audi.co.jp//jp/brand/ja/models/tt/tt_rs_coupe.html