一日一言
九月二十九日 倹約
気を長く心をおだやかに持って、すべて倹約につとめ、金をたくわえることである。倹約は不自由なことに耐えることである。この世に客として来たと思えば、何も苦しいことはない。朝夕の食事がうまくなくても、おいしいとほめて食べることだ。もともと客の身であるから、好き嫌いは言えまい。今日一日をじっとこらえて子孫、兄弟にうまくあいさつをして、しばらくのおいとまを申し出るのが良い。これは、伊達政宗の教訓である。
- 作者: 新渡戸稲造,岬龍一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 新書
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