”PutPocketing”

「知らないうちにポケットにお金が！元スリの集団が逆にお金を入れていく…ロンドン」（らばQ）
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スリのことを英語で"pickpocket"と言います。これはポケットの中から取る（ピックアップのピック）と言う意味からきています。

その逆に、気前よくポケットやカバンにこっそりお金を入れてしまう、"putpocket"（ポケットに入れる）と言う、変わった試みがロンドンで行われているそうです。

ロンドンでは観光客目当てのスリが多いのですが、なんと逆にお金を入れてくれるスリ？（何と呼ぶのかわかりません）が現れました。

昨今の景気低迷での陰鬱な人々の士気を高めるために、心を入れ替えた元スリ20人を使ってお金を入れていく試みが、インターネットプロバイダーの主催で行っているとのことです。

ロンドンのトラファルガー広場といった都市部で、一回につき5〜20ポンド紙幣（約773円〜3000円）をポケットやカバンなどに、こっそり入れているそうです。

この試みは8月の終わりまで続けられ、その後郊外などへも拡大させていく予定だそうです。

参加している元スリたちも、お金をこっそり入れるたびに自分が犯した罪の罪悪感が軽減されていくようだと伝えています。

一緒に主催者のメッセージカードも入っているキャンペーンの一環ではありますが、改心した元スリが持てる技術を駆使して逆に現金を入れてしまうなんて、なんとも興味深い試みですよね。

すでに10万ポンド（約1500万円）ほどが"putpocket"されたそうで、入れられた人も全く気付かなかったと答えています。

その様子の映像がこちら。

インタビューで元スリたちが、お金を入れるのはかなり簡単であると発言しています。

さすがプロの技と言ったところですが、いつの間にかお金が入っていたら単純に喜んでいいのか、いつ盗まれるかわからないと心配すべきなのか悩ましいところです。