2008-11-11 一日一言 十一月十一日 「礼」 礼儀はその人の人格に対する尊敬の念から出るものだから、外見のみのものは、実質が伴わない虚礼であって、先方をあなどるようなものである。また、自分の利益のために尽くす礼はへつらいであり、財産の前にひざまずくようなものである。 善き人と知らば敬い慎みて その正直を習うべきなり 人は人あくまで人を敬へよ かねや位はほどほどにして ―― 新渡戸稲造『一日一言』