New 7 Wonders

「新・世界の七不思議、自然版の選考が始動」（CNN.co.jp）
　→　http://www.cnn.co.jp/world/CNN200712160019.html

　ジュネーブ――グランドキャニオンや富士山、アマゾンの熱帯雨林が有力候補か――今年７月、インターネット投票で決まった建造物の「新・世界七不思議」に続き、各地の美しい自然の中から新たな七不思議を決めるプロジェクトが始動している。ネット投票の受け付けは、来年から始まる予定だ。

　プロジェクトを主催しているのは、スイス人実業家ベルナルド・ウェーバー氏の呼び掛けで９９年に設立された非営利組織、Ｎｅｗ７Ｗｏｎｄｅｒｓ（新七不思議）。７月からウェブサイト上で候補地を募集、すでに世界各国から約３００件の推薦が寄せられている。

　同氏はＡＰ通信とのインタビューで、「地球の美しさを人々にもっと知ってもらい、それを守ろうとする動きを促すのが、われわれの目的だ」と述べた。

　同組織が７月に発表した建造物の七不思議には、万里の長城（中国）やタージマハール（インド）が選ばれた。京都の清水寺も最終候補まで残ったが、アンコールワット遺跡（カンボジア）、エッフェル塔（フランス）などとともに選から漏れた。七不思議の選定に対し、歴史的価値のある遺跡などを世界遺産として登録している国連教育科学文化機関（ユネスコ）からは「無関係だ」とする批判的な声明が出されたものの、投票者は最終的に１億人を超えた。

　自然の七不思議については、まず推薦された候補地の管理者に主催者から連絡し、参加条件として、選考作業に協力するための委員会設立を要請する。０８年中には、委員会の準備が整った候補地の中から、ネット投票で７７カ所を選ぶ。

　続いて０９年初め、専門家らによる審査で、この中から２１カ所の最終候補を決定。ここでさらに、ネットや電話による投票を実施し、七不思議を選出するという。最終結果の発表は、１０年末になる見通しだ。

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