NAKAMOTO PERSONAL

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少雪

今年はなかなか積もりません。


「記録的少雪、札幌11センチ 9日現在今季累計 過去10年で2番目」(北海道新聞
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/65272.html

 道内各地が大雪に見舞われる中、札幌市内では九日現在、今冬の累積降雪量は一一センチと平年を五○センチも下回っている。過去十年間でも二番目の少なさだ。十一月以降、西風の吹くことが多く、手稲山(一、○二四メートル)が雪雲をブロックしているのが原因という。

 札幌では、初雪が降った十一月二日以降、まとまった雪がなく、今月は九日に初めて一センチの降雪が観測された。

 札幌管区気象台によると、例年はオホーツク海南部の低気圧の影響で、北寄りの風が吹き、札幌上空に雪雲が運ばれる。しかし今年は低気圧がオホーツク海北部に移動する傾向が強く、西寄りの風が吹くことが多かった。

 この西寄りの風が吹くと、雪雲は手稲山に阻まれるため、札幌では雪が少なくなる。同じ現象は十二月上旬まで降雪が少なかった二○○三年と○五年にも見られている。

 一方で、西寄りの風に乗った雪雲は空知方面へ流れ、岩見沢市では九日現在で、平年より五○センチほど多い一七六センチの累積降雪量を記録している。

 十日の札幌市内では四センチの降雪があったが、午後五時現在で積雪はゼロ。根雪の初日は平年で三日、昨年は十一月二十九日だが、今年はいつになるか予想がつかない。

 降雪が少ないため、テイネオリンピアスキー場(手稲区)、札幌藻岩山スキー場(南区)、さっぽろばんけいスキー場(中央区)は今月上旬の営業開始を延期。雪不足のため、オープンの見通しが立っていない。

 同気象台によると、今週いっぱいは降雪がなく、十六日以降、北寄りの風が吹いて雪を降らせる。予報課は「帳尻を合わせるようにドカ雪の降る日もあるので、ひと冬の降雪量は平年並みの見込み」とみている。