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「泉鏡花の自筆原稿見つかる…読売新聞連載の『照葉狂言』」(読売新聞)
→ http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20071105i405.htm
明治から昭和にかけて活躍した金沢市出身の文人、泉鏡花(1873〜1939年)が読売新聞に連載した小説「照葉狂言(てりはきょうげん)」の自筆原稿1枚が、東京都内で見つかった。
当初は、作家の菊池寛(1888〜1948年)が所有していたもので、泉鏡花記念館(同市尾張町)は「2人の交流を示す資料として興味深い」としている。
1896年(明治29年)に連載された照葉狂言は、金沢の街を舞台に、2人の女性に心を寄せる青年の葛藤(かっとう)を描いた作品。鏡花の自伝的小説とされる。
原稿を保管していたのは東京都杉並区の長田孜(つとむ)さん(78)で、1990年ごろ、知人だった菊池の娘婿から譲り受けた。同記念館の存在を知り、今年10月に鑑定を依頼し、筆跡などから自筆であることがわかった。照葉狂言の自筆原稿はこれまで、石川近代文学館や個人が所有する計20枚が確認されている。
出版社の座談会に同席するなど、鏡花と菊池の交流は知られていたが、手紙などの資料は見つかっていないという。同記念館学芸員の穴倉玉日(たまき)さん(34)は「菊池が原稿を持っていたことは、2人のプライベートの交流を探るうえで重要」と指摘している。
原稿は、同記念館で7日から一般公開される。
『照葉狂言 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%85%A7%E8%91%89%E7%8B%82%E8%A8%80
『泉鏡花 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%89%E9%8F%A1%E8%8A%B1
『泉鏡花記念館』 http://www.city.kanazawa.ishikawa.jp/bunho/ikkinen/
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